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編集部こぼれ話

2013年07月19日

株を持って来い!

 

 

 いまや兆円企業となったソフトバンク。しかし、創業者の孫正義社長はまだ若かりし頃、10億円の借金を抱え、京セラ創業者で後に日本航空の再建を行うこととなる稲盛和夫氏に助けを求めた。稲盛氏は「よし、助けよう。その代わり、株を持って来い!」と言った。これに対し孫社長は、「企業家の魂は売れません!」と、悔し涙を流しながら断ったという。

   孫社長はその難局を見事に切り抜け、事業を拡大していくこととなる。それから時は過ぎ、GMOインターネットの熊谷正寿会長が孫社長のもとに助けを求めてやってきた。さて、孫社長は何と言ったか。「株を持って来い!」である。熊谷会長は涙を飲み、「それならば結構です」と去っていった。

   歴史は繰り返すとは、よく言ったものである。今度は熊谷会長が後輩企業家の助けに対し「株を持って来い!」と言う番だろうか。

   こうした話が散りばめられている連載企画「ベンチャー三国志」。「真実は小説よりも奇なり」ということがよく分かる。彼らは今まさに、歴史を作っているのだ。私たちは、現代を生きる坂本龍馬や高杉晋作をこの目で見ているのだと、つくづく感じる。



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