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| 【石橋明佳のコーヒータイム】 |
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| バビロンの空中庭園とバブルの崩壊
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| [2009-12-28 02:00:00] |
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現代社会は、1990年代以降の度重なるバブルの崩壊により、実体の伴わない経済の急激な膨脹の結末がどうなるか、既に嫌と言うほど味わっています。しかし、このバブルという現象とその崩壊は、人類史上現代が初めてではなく、何度となく同様の歴史を繰り返しています。その中でも、現代社会に非常に似ていて、人類史上初のバブル経済を味わったと言われるのが、紀元前600年頃にメソポタミア地域で最盛期を迎えていた「新バビロニア王国(カルデア王国)」です。
新バビロニア王国は、ナボポラッサルが紀元前625年に大帝国アッシリアを崩壊させて建国した国ですが、2代目のネブカドネザル2世の時に最盛期を迎え、首都バビロンは世界中に羨望される栄華を究めました。そのネブカドネザル王が砂漠の国に輿入れするのを嫌がった王妃アミュティスを慰めるために建造したのが、かの有名な「空中庭園」でした。
空中庭園といっても本当に宙に浮いているわけではなく、実際には階段状の高層ビルで、各階の屋上に相当するテラスに土を盛り、水を上まで汲み上げて下に流すことで樹木や草花を植え庭園に仕立てていました。そのあまりの大きさゆえ、遠くから見るとあたかも空中に吊り下げられているように見えたことから、そのように呼ばれたのです。まさに現在の屋上庭園を思わせます。(現在のイラクの首都バグダッド郊外に遺跡が残っています。)
ビルの内部には、オフィスからマンションまで多様な施設が揃っていて、エレベーターまであったようです。王族専用エリア以外にも、屋上・内部共かなりのスペースが一般向けに開放されていて、特に庭園は、当時のサラリーマンが昼休みを楽しむ憩いの場だったそうです。そう、新バビロニアは古代では珍しい、民間企業が発達したサラリーマン社会だったのです。ネブカドネザル王が貨幣の流通に積極的に取り組み、商業を振興した結果、金融業が発達し、多くの銀行が存在していました。
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