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| ジャパネットたかた 高田明代表取締役インタビュー(5) |
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| 企業家倶楽部2007年12月号より抜粋 |
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| [2007-11-19 10:17:28.0] |
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インターネットで社会は変わる
問 インターネットも通販業界にインパクトを与えているでしょうね。
高田 インターネットで社会は変わると思っています。買い物もネットでしたほうが楽ですし、自宅まで送ってもらえます。その分、買い物に行く時間を他のことに使うことができます。もちろんウインドウショッピングを楽しむ方もいますから一概には言えませんが、ネットほど便利なものはありません。買い物だけではなく、何かを調べるときもそうです。今思うと、ネットがなかった時代はどうやって情報を探していたんでしょうね。
問 御社の売上高の比率は、カタログやチラシの紙媒体が44%、テレビ通販が31%、ネット通販が16 %、ラジオ通販が9%です。今後はどう変化すると見ていますか。
高田 今年の決算でネットの売上高が全体の約20%(約200億円)を占めると予測しています。今後はもっと割合が増えていくでしょう。ネットはお客様からの反応がすぐに来るので、面白い。例えば、生放中にメールが来るので、今後はお互いに会話をしながら、商品説明を調整することもできるでしょう。これからはネットの環境の中で最善の番組を提供して行くために、我々が出来るものはなにか。そこにチャレンジして行きたいですね。
問 御社のコマーシャルではメルマガ会員を募集していますね。
高田 メルマガ会員は現在約60万人ですが、早期に500万人にしたいと思っています。メールマガジンやネットで動画を見てもらえるようになれば、テレビショッピングを見ていない人にも伝えることができます。モバイル向けではワンセグ放送をすでに開始していますし、ネット向けではスタジオから生放送で番組を流しています。今後は、いつでもどこでもジャパネットたかたの生放送を見てもらえる仕組みを作っていこうと考えています。
10年後の姿は未知数
問 10年後のジャパネットたかたはどんな会社になっているのでしょうか。
高田 正直、わかりません。業績としては、緩やかに伸びて、10年後に1500億円くらいだといいかなと思っています。10年後になれば。社員が500-600名の規模になっているでしょうから、社員教育を徹底し、日本一高い志を持った集団が商品を通じて元気や感動を日本中に伝えていきたいと思っています。
問 佐世保に本拠を置く理由は何でしょうか。
高田 他所に移るメリットを感じないからです。昔では無理だったかもしれませんが、今はITや物流の環境が整ったことで、佐世保から全国展開ができます。これは非常にありがたいことです。ただ人材を広く求めるという点では、少し難しい面もあります。人材を広範囲で確保する点が、我々のこれからの課題ですね。ただし、佐世保であれ、どこであれ、場所を原因にする時点で負けではないかと思っています。どこにいても1番になる努力をすることが大切で、場所を変えたから1番になれるわけではありません。たとえ500人の街でも、そこで1番のサービスを提供し、信頼を積み重ねていくことが大切だと私は思っています。
問 株式は上場されないのですか。
高田 私の代では今のところ考えていません。必要性を感じないからです。もう一つは、上場すれば責任の持ち方が変わると思います。株主に対しての責任が増えるかもしれません。それは私にはまだ向いていないと思っています。
問 創業経営者は、引退時期が難しいところだと思います。高田社長はどういう形で引退をお考えになっていらっしゃいますか。
高田 できるなら今でもいいし、今できなければ5年後でもいいと思っています。若い人にやらせてみて、自分は時々顔を出してちょっと文句を言うくらいになれればいい。今の立場には固執していません。もちろんお客様の信用に応えるためにも、教育制度を充実させるなど、組織改革には力を入れています。社員の皆が成長して、あと2、3年したら、「社長はもういいですよ」と言われたらいいですね。
問 後継者の顔は浮かんでいますか。
高田 特定の誰かというより、社員に競ってもらいたいと私は思っています。
生きていてよかったそう言える人生にしたい
問 最後に、高田社長の夢をお聞かせください。
高田 人にはいつか死が訪れます。一度の人生ならば、やはりいい人とめぐり合って、いい人生を送らないともったいない。社員教育も決して会社のためだけではありません。最近、私は考えが変わりました。昔は「入社すると一生いなさい」という考えでしたが、最近は途中で辞めていった社員が転職のときに、「以前、どこで働いていましたか?」と面接で聞かれて、「ジャパネットたかたです」と胸を張っていえるようになってほしいと思っているのです。面接官に、「ジャパネットたかたの社員はこれくらいのレベルしかいないのか」と言われたら、とても恥ずかしい話ですよね。だから自分の成長のためにも一生懸命にやってほしいと思っています。それはどの部署でも変わりません。
問 社員の皆さんを見ていると、非常に仲がいいですね。
高田 今、社内結婚がものすごく多いんです。社内結婚した二人には、ぜひ幸せになってほしい。そして、夫婦で作った子供に自分たちの喜びや感動を伝える人であってほしいと思うんです。子供に親の感動を伝えることができれば、その子供が親になったときに、自分の子供に感動を伝えることができます。そういう連鎖ができればいいなと思うんです。私は死ぬときに、「生きていてよかった」と言える人生にしたいですね。
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