|
|
|
()
|
 |
|
|
|
| WBC監督問題はグローバル戦略の視点から |
|
| 短期決戦に強い監督を
|
|
| [2008-09-02 16:39:00.0] |
| |
WBC(ワールドベースボール・クラシック)の監督人事が注目されている。星野ジャパンが北京五輪でメダルを取っていれば、WBC監督も星野氏ですんなり決まったのだろうが、4位では短期決戦に弱い監督という烙印が押され、星野氏以外の起用が急浮上してきた。WBC監督問題は日本のプロ野球のグローバル化戦略とも密接な関係があるので、監督問題をきっかけにして、日本のスポーツさらには産業界のグローバル化を考えてみたい。 そもそもプロ野球の世界大会を開催しようと呼び掛けたのは、ソフトバンクの孫正義社長である。孫氏がソフトバンクホークスのオーナーに就任した2005年1月末に、「プロ野球球団を持つ以上、世界一をめざす。もしソフトバンクホークスが日本一になったら、メジャーリーグのワールドシリーズ覇者と世界一を争いたい」と表明、MLB(メジャーリーグベースボール)に世界戦を提案した。 2005年の秋、NPB(日本野球機構)のオーナー会で孫氏は世界大会開催を提案したが、新参者ということで他のオーナーたちから相手にされず、この提案は日本側ではボツになった。ところが秋も深まった頃、MLB側かWBC開催の案内状が届き、翌年の2006年3月の第1回WBCに参加、王監督の下、激闘の末、日本チームが世界一に輝いた。
MLBがWBC開催を企画した裏には、MLBの遠大なグローバル戦略がある。FIFAのワールドカップ(205カ国参加)のように権威のある世界大会に仕立てる一方、参加国をMLBの傘下に置くことを狙っている。したがって、NPBがボヤボヤしていると、MLBの傘下に入る恐れがある。現にMLBは日本をはじめアジアに支部を開設、有力選手をスカウトする動きがみられる。 そうした視点から見ると、第1回WBCで日本チームが優勝したことはMLB主導のWBCにならないよう釘をさしたことになる。2009年春の第2回大会でも日本チームが実力を示し、MLBを牽制する必要がある。でなければ、日本のプロ野球は完全にMLBのグローバル戦略に組み込まれてしまう。
WBCの監督問題はNPBのグローバル戦略から考えなければならない。一球団の思惑で決まってはならない。王監督が提案しているように日本一を勝ち取った球団の監督がWBC日本代表の監督になるというのも一案である。これなら誰が見ても公平だ。
もし、そうでなければ、NPBの最高意思決定機関で、毎回決めることになるだろう。その場合、短期決戦に強い監督を選ぶべきだ。昔なら三原修(西鉄ライオンズ監督)、広岡達朗(西武ライオンズ監督)あたりが短期決戦に強かった。「臨機応変の手が打てて、非情に徹することが出来る」(水木楊=作家)からだ。現在では、野村克也(東北楽天ゴールデンイーグルス監督)かボビー・バレンタイン(千葉ロッテマリーンズ監督)が最有力。野村はイチローら大リーガーにもにらみがきく。バレンタインを起用するなら、米国から「日本も懐が深い」と見直されるだろう。
いずれにしても、五輪は二線級での世界大会。WBCは一線級を投入した真の世界大会であり、日本のプロ野球のグローバル戦略がかかっている。今回のWBC監督問題はそうした高い視点から注目していきたい。(T)
|
|
| ニュース一覧へ戻る > |
|
|
|
|
|
|
 |
注目記事 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
| |
|