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トピックス -ビッグベンチャー

2015年05月12日

ファスマック 世界最高水準の遺伝子改変技術を共同開発

ゲノム編集技術を大きく改良


 日本製粉グループのファスマックは12日、東京医科歯科大学・難治疾患研究所、広島大学、慶應義塾大学との共同研究で、簡便かつ高効率な遺伝子改変技術の開発に成功したと発表した。

 本研究は、ゲノム編集技術(※1)の一つであるCRISPR/Casシステム(※2)を改良することで、従来、作製難易度が高いとされていたノックインマウス(※3)を約50%の効率で作製することに成功。

 これにより、遺伝子改変を利用した基礎から応用までの広範囲な研究開発の加速が期待される。




【用語説明】
1) ゲノム編集技術
生物のゲノムの特定の遺伝子を、部位特異的に改変する技術。第1世代のZFN(Zinc Finger Nuclease、ジンクフィンガーヌクレアーゼ)、第2世代のTALEN(ターレン、Transcription Activator-Like Effector Nuclease)、第3世代のCRISPR/Casシステムがある。ゲノム上の狙った位置での遺伝子の切断や、その位置への遺伝子の挿入が可能なため、基礎研究から産業利用にまたがる、広範囲の利用が期待されている。

2) CRISPR/Cas(クリスパー/キャス)システム
1987年に大阪大学の中田篤男氏(現大阪大学名誉教授)・石野良純氏(現九州大学大学院農学研究院教授)らにより発見された、ヨーグルトの乳酸菌など微生物に広く存在する免疫システム。2013年以降、遺伝子改変に応用され、爆発的に普及している。改変位置を決めるための核酸(ガイドRNA)と、その位置でDNAを切断するための酵素(Cas9)の2種類の部品から成る。

3) ノックインマウス
ゲノムDNAに、遺伝子が挿入された遺伝子改変マウス。ヒト遺伝子を持つヒト化マウスによる疾患研究や、蛍光タンパク質遺伝子の挿入による生体内での細胞の詳細な解析等、医学生物学研究の重要なツール。作製の手法はノックアウトマウス(※4)と同様であるが、技術の難易度は高く、作製の効率は低い。

 

4) ノックアウトマウス

特定の遺伝子が破壊された遺伝子改変マウス。医学生物学研究の最も重要なツール。マリオ・カペッキ、マーティン・エヴァンズ、オリヴァー・スミティーズらにより開発され、2007年のノーベル医学生理学賞の対象となった。胚性幹細胞(ES細胞)を用いて、多大な時間とコストをかけて作製される。



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