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トピックス -企業家倶楽部

2013年12月16日

東京オリンピック誘致に見るリーダーの条件

企業家倶楽部2013年12月号 視点論点


 2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催が9月8日IOC総会で決まった。決選投票は当初予想されたマドリードではなく、トルコのイスタンブールだった。60対36の圧倒的多数で東京が選ばれた。

 勝因は財務的安定と運営面での安心感が大きかったのではないか。それと、2年半前に東日本大震災に見舞われ、日本が官民あげて復興に取り組んでいる姿を見て、世界が「ガンバレ!」とエールを送ったのだろう。

 女性アスリートのプレゼンテーション、滝川クリステルの「お・も・て・な・し」も話題になった。安倍首相も福島第一原発の汚染水問題について「全く問題はありません」と大見得を切り、韓国の直前の日本からの水産物輸入禁止措置をものともしなかった。

 安倍首相、猪瀬都知事は何と運のいい人かと思った。日露戦争の時、連合艦隊司令長官に山本権兵衛海軍大臣は東郷平八郎を指名したが、明治天皇が「何故、東郷を選んだのか」と問うた時、山本大臣は「彼は運のいい男ですから」と答えたそうだ。社長を選ぶ時、運がいい人かどうかは大きな要素になるかもしれない。

 それはともかく、日本はこれで夢(希望)と目標をつかんだ。それまでの日本は、経済は失われた20年やデフレ経済に悩まされ、政治的には、民主党政権が素人集団であることを暴露し、衆参のねじれ現象で動きが取れず、そうこうしているうちに東日本大震災が起こり、福島第一原発のメルトダウンと続き、陰うつな空気に包まれていた。




 それが2012年12月の総選挙で自民党政権が返り咲き、年明け後、金融超緩和とアベノミクスで証券市場が息を吹き返し、最後に東京オリンピック・パラリンピック開催という大ホームランが飛び出した。

 恐らく今後7年間は日本にフォローの風が吹くだろう。それを意識してか、中国は9月の尖閣諸島国有化1周年の際も昨年のような激しい反日デモをしなかった。世界の空気を察してのことだ。

 東京オリンピック開催を言い出したのは石原慎太郎前都知事だった。やはり前回の誘致運動がなければ、今回の東京開催を全国民が待望しなかっただろう。その意味では影の功労者は石原慎太郎氏だと私は思うのだが、マスコミは石原氏をほとんど取り上げない。石原氏のタカ派的態度が裏目に出ているのだろうか。

 今回の誘致劇を見ていると、リーダーの役割は何にか、ということを痛切に教えられた。リーダーは目標を創り、国民や社員を目標に向かって前進させることではないだろうか。常に明るい未来を語り、夢を与えるのがリーダーだ。

 オリンピック誘致の時の安倍首相は堂々として、輝いていた。少なくとも汚染水問題は心配ないように思われた。世界に向かって「心配ない」と宣言した以上、出来るだけ早い時期に福島原発の本当の意味での安全宣言を行ってもらいたいと思う。そのためには、安倍首相は陣頭指揮を執らねばならない。リーダーが先頭に立ってこそ、全軍は奮い立つ。 

 気になるのは、安倍首相の病気だ。あるベテランジャーナリストによると、「安倍さんの病気は薬で抑えているだけ。いつ再発するかわからない」と言うことだ。その薬を服用すると、気分が高揚するようで、最近の安倍首相のタカ派的発言は薬のせいだ、と言っていた。

 真偽のほどは定かではないが、ありえる話だ。さらに「安倍さんは命懸けで首相を務めているような気がする」とそのジャーナリストは言っていた。



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