2013年12月27日
若い人は自分を固定化しない 部下とは信頼関係を構築せよ/リンクアンドモチベーション会長小笹芳央氏
企業家倶楽部2014年1/2月号 著者に聞く
『なぜか評価されないあなたへ 心に刺さる耳の痛い話』
小笹芳央著 日経BP社(1400円+税)
問 「心に刺さる耳の痛い話」とは、ユニークなタイトルですね。どんな人に読んで頂きたいですか。
小笹 最近、「部下を叱ることが出来ない上司が増えた」、「正面から向き合う熱い上司が減った」という話を聞くことが多くありました。その背景には、組織の中に個人主義や事なかれ主義が蔓延していることが原因と考えられます。しかし、若手に本当に伝えたい大事なことがあるはずです。それは耳の痛い説教ですが、真正面から向き合い伝えたいことでもあります。ここで紹介した話は私のかつての上司や先輩から教わったことです。ですから、若手だけでなく、部下の指導に悩む上司や先輩社員にもこの本を材料にして、仕事哲学を持って部下に接してい欲しいと思います。
問 ご自身が先輩や上司から教わった「心に刺さる耳の痛い話」はありますか。
小笹 前職時代のまだ管理職になる前だった頃、直属の部長から、「お前、このままだったらアイドルで終わるね」と言われました。要するに、私は後輩たちに人気があり、言うことは聞いてくれていましたが、嫌われたくないという気持ちから優しいお兄ちゃんのような存在でした。その部長は、アイドルが成長して大人の役者になるためには、精神性を変えなければいけないと諭してくれたのだと思います。「人気者で優しいだけの仕事のできるお兄ちゃんで終わるなよ」というメッセージは強く心に刺さりました。
問 若い頃には耳の痛い話ですが、心温まるエピソードでもありますね。その後、意識は変わりましたか。
小笹 私も管理職になり人事権や評価権を持つとメンバーの代表格とは意識が変わってきました。会社側の意識を持つと、そこには大きな断絶があると知りました。その部長は採用部門で出世した方ですが、もうひとつ言われたことがあります。まだ入社5年目の私に「お前は俺のライバルだ。その才能がある」と言ってくれました。上手に褒めつつ、だからこそ、高い意識を持ちなさいと指導してくれました。上手に動機付けされましたね。
このアドバイスをくれた上司は、当社の非常勤監査役となり今でもサポートしてもらっています。
問 部下や後輩に耳の痛い話をするときのポイントはありますか。また、これから社会人になる若い人に向けて、是非、「耳の痛い話」をひとつお願いします。
小笹 この上司は私のことを分かってくれている、認めてくれているという信頼関係があれば厳しいことも伝わります。信頼がないとどんなに良い話をしても心に刺さりません。
それと若い人は、可能性があります。自分を早いうちに固定化しないことです。自分はこの仕事が向いているとか、向いていないとか決め打ちしすぎのような気がします。未知のことに冒険心を持ち、どんなことにも挑戦する気持ちが重要です。これから10年、20年、30年かけて自分作りをしていくのですから、決めつけないことです。苦手だと思うこともやってみたら意外と才能があるかもしれません。
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