• トピックス
  • 企業家倶楽部
  • バックナンバー
  • 企業家チャンネル
  • 私の注目ニュース
  • 新商品コーナー

トピックス -ビッグベンチャー

2014年05月13日

手堅いサービスでネットメディアのマネタイズを支援/ユニメディア代表取締役社長 末田真

企業家倶楽部2014年6月号 注目ITベンチャー


スマートフォン全盛時代の今、スマホに特化しインターネットメディアのマネタイズを手掛けるユニメディア。社長の末田真は37歳。創業以来ネットメディアの未来を確信、大手携帯キャリア向けの成功報酬型のプロバイダー支援を手掛けてきた。次の柱はクラウドソーシングと熱く語る末田に意気込みを聞いた。(文中敬称略)




問 ユニメディアの事業内容とは。

末田 大きな括りで言うとインターネットメディアのマネタイズのお手伝いする会社です。主力は大手携帯キャリア主導のスマホ向けに、コンテンツ取り放題サービスを提供するコンテンツプロバイダーの支援ということです。今、数百から1000万人の会員がいると言われています。

問 マネタイズのお手伝いということですが、もう少し詳しく教えて下さい。

末田 月額約400円で使いたい放題ですが、有料会員数1000万人として、掛け算すると約40億円になります。その内10億円がプロバイダーに分配されますが、取り分は利用ユーザー数に比例する。そこでもっと使われるようにお手伝いするのが当社の仕事です。独自の計測システムをもっているので、収益のシュミレーションができるのが強みです。成果報酬型で提案しています。

問 独自の計測システムは前から手掛けていたのですか。

末田 ガラ携のときからやっていましたが、いち早くスマホ向けにカスタマイズしましたので、この分野では6割のシェアを持っています。この業界は若くてやんちゃな会社もありますが、キャリアと提携しているところは少ないと思います。

問 そこが御社の強みですね、スマホ向けのサービスが主力ですか。

末田 スマホ向けが9割です。

問 市場はどのぐらいあるのですか。

末田 調査会社の調べだと、2014年で2000億円市場と言われますが、成果報酬型の広告だと300億円市場。ユニメディアは2014年度9月期で売上げ30~40億円です。

問 日比谷に転居したのも業容拡大のためですか。

末田 ITベンチャーというと渋谷や六本木などが多く、なんとなくチャラチャラしたイメージがありますが、当社はこの内幸町に転居することで手堅いイメージをつくりたかった。

問 一番のユーザーはどういう企業ですか。

末田 大手携帯キャリアにコンテンツを提供しているコンテンツプロバイダーです。ここにプロモーションのお手伝いをしています。また新たにコンテンツを投入したい時にアプリをつくったり、時には共同運営したりとか、成功報酬型で実施しています。

問 SEOとは違うのですか。

末田 SEOはパソコン向けです。我々も以前はSEO事業を展開していましたが、現在は売却し、スマホ向けに特化しています。



モンゴルを開発拠点に

問 社員数はどのぐらいですか。

末田 日本人が40人、モンゴル人が30人です。2013年の6月にモンゴルのウランバートルに駐在事務所を設置、開発拠点にしています。

問 なぜモンゴルを選ばれたのですか。

末田 3年ぐらいアジア各国を見て回った中でモンゴルがいいと判断しました。人間性が真面目で、集中力があり、親日的という意味ではモンゴルしかなかった。教育熱心で日本への国費留学も多い。

問 先見の眼がすごいですね。

末田 彼らは非常に優秀です。日本語と文法も一緒ということで、日本語を習得するのも早い。



マスではなくユニを目指す

問 2001年創業とのことですが創業の経緯は。

末田 父親の働く姿を見て、高校生の時から起業を目指していました。理科系で数学が得意でしたが、自分の可能性を広げる仕事をしたいと経済学部に入学。出版の会社に内定が決まっていましたが、単位が足りず卒業できませんでした。大学5年目を起業に直結するところで学びたいと考え、アルバイト先を探しました。

問 実学が学べるところですね。

末田 創業まもないインターネット広告の企業、社員数が少なく、大手との取引がある企業を探しました。アクションクリックという会社で、フルタイムで仕事をしましたが、大変勉強になりました。当時はサイバーエージェントが出始めで注目を浴びている頃で、ネット広告が伸びると思いました。

問 創業の想いをお聞かせ下さい。

末田 社名に込められているのですが、マスメディアとは一方的に情報を流す、洗脳するメディアというイメージがあります。インターネットはユーザーが望んでいる広告しかアクションしない。要は刺さる人に効率よく届ける。マスメディアと反対に個々にということでユニットという意味を込めて社名をユニメディアという名前をつけました。形のあるものだけがメディアではない、情報流通そのものがメディアだと捉えています。

問 社名にはそういう想いが込められているのですね。崖っぷちも経験しましたか。

末田 創業8年までは右肩上がりできましたが、リーマンショックの影響で、リストラしてなんとか頑張った。あのときは従業員80人から35人に減らし、新人10人に出向してもらいましたが一番辛かったですね。

問 今はスマホ全盛で御社にはいい時代ですね。

末田 スマホ転換期でいい時期です。社員も45人に増えています。今は建物でいうと建てつけは整ったので、次は中身を充実させていくという段階です。今は大手携帯キャリアの取り放題コンテンツの部分の足場固めをしたい。今後はスマホ全体のマーケティング支援を考えています。こちらの方が4~5倍の市場がありますので。

問 売上も好調のようですね。

末田 今期は売上30億円、来期は50億円ぐらい行けそうです。利益率10%以上出したいですね。



クラウドソーシングを2つめの柱に

問 37歳とまだ若いですが今後の抱負をお聞かせ下さい。

末田 今は広告とコンテンツですが、2つ目の柱としてクラウドソーシングを使ったメディアのマネタイズを手掛けたい。例えば名刺をデータ化、ネット上で細分化して仕事を分配、安く提供できるような仕事です。入力代行は今1300億円の市場があります。単純な作業単位にして世界の人に仕事をしてもらう。そういう仕組みを提供したい。

問 クラウドソーシングだと世界中が相手になりますね。仕事の仕方が変わりますね。

末田 日本人は単純作業をすべきではないと思っています。中期的にはマイクロタスク的なクラウドソーシングを仕掛けていきたい。これはスマホだけでなくPCも含めてです。経理、伝票整理、年賀状のリスト管理などソリューション事業を仕掛けていきたいですね。いろんなことが展開できそうです。

問 ユニメディアの手堅い社風が生きてきますね。

末田 今は仕事が一番面白い。5年後は売り上げ100億円を超える企業を目指します。



コメントをシェア

骨太対談
 
コンテンツメニュー
企業家賞
企業家倶楽部企業家大学
Page Top