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トピックス -ビッグベンチャー

2014年07月04日

圧倒的ナンバーワン志向/GMOインターネット代表取締役会長兼社長 熊谷正寿

企業家倶楽部2014年8月号 私の信条


   私には信条が2つあります。1つは前号でご紹介した「夢の実現法」で、夢のイメージを細部にわたるまで具体的に強く持ち続け、実現させてきました。大切なのは周囲の人々も幸せになる夢でなければならないということです。


   もう1つの信条は「圧倒的ナンバーワン志向」です。私はGMOグループを売上高10兆円、利益1兆円まで育てるつもりでいます。私が現役でいられるのは一定の期間ですが、会社は永遠です。ですから私があまり声高に「こうする、ああする」というのは良くありません。創業者としてやるべきことは、この会社が30年、50年、100年単位で成長していくために、社員が自発的に発展させる仕組み、自走式組織を作ることなのです。


   自走式組織を作るためのポイントは「褒める、叱る、誇りを持たせる」です。その中で最も重要なのが、社員に誇りを持たせることです。では、どうすればよいかと言えば、GMOが圧倒的1番になることです。お客様に1番のサービスや商品を提供しているという事実が、社員にとって最も誇りを持てることだからです。GMOの社訓とも言えるスプリットベンチャー宣言にもナンバーワンになると書いてありますが、それは売上げや利益のことではありません。我々が目指しているのは1番のサービス、1番のプロダクトを提供することであり、お客様に1番喜んでもらって1番褒めて頂けるというのを目指しています。すると自ずとマーケットシェアも売上げも利益も1番になるはずです。


   かつてはプロダクトやサービスよりも、営業力やマーケティング力の強い会社の商品が売れた時代がありました。どれが1番なのか明確にわからなかったので、感じの良い営業マンが重宝され、1番でなくてもお客様を喜ばすことが出来ました。しかしインターネットは情報の獲得のコストと時間をゼロにし、今では商品の本質が1番でないと売れません。たとえ2番の商品が売れたとしても、お客様がすぐに比較して1番の商品がわかってしまいます。そこがインターネットが普及したこの20年間で最も大きく変わったことと言えるでしょう。


   ですから、今の時代は圧倒的1番志向でなくてはならないというのが私の経営の信条です。 GMOはドメイン、サーバー、決済、セキュリティは国内のマーケットシェア1位、FXは世界で1位です。それは1番のサービスを提供したからこそ達成されました。スピリットベンチャー宣言を書いた1995年には既に1番志向を持ち、継続してきた結果なのです。


   創業期の私はコンプレックスの塊でしたが、実力が全てだと粉骨砕身し、現在ではそれが誇りになっています。いかに組織を成長させ、100年続く企業にするのか。それに全力を注いでいます。世界で200年以上続いている会社は5500社ほどあり、その半数近くの約3000社が日本企業だと言われています。日本は世界に冠たる長寿企業大国です。それらの共通点は明文化された社是社訓を持つ企業だそうです。


   しかし、企業よりはるかに長く続いている団体は宗教です。会社より宗教が長く続いているのは何故か。それは社是社訓のような聖典があり、かつそれが皆が幸せになる内容だからでしょう。そうした社是社訓を持ち合わせている会社は少ない。そこで私はスプリットベンチャー宣言で「幸せになろう」と言っているのです。



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