• トピックス
  • 企業家倶楽部
  • バックナンバー
  • 企業家チャンネル
  • 私の注目ニュース
  • 新商品コーナー

トピックス -企業家倶楽部

2014年01月20日

想いから全てが始まる/クリーク・アンド・リバー社代表取締役社長 井川幸広

企業家倶楽部2012年1/2月号 私の信条


    私が会長を務めるサッカーチームのサガン鳥栖が、悲願のJ1リーグ昇格を決めました。学生時代、サッカーに明け暮れプロ選手にはなれなかった私ですが、当時の想いをクラブチームの経営によりかなえることができました。


    自分の人生を振り返ると、思い続けたことは実現させてきたように思います。毎日映画社を辞め日本一のジャーナリストを目指したのが23歳。30歳までに年収1000万円にすると決意しました。辞めた当初は年収60万円でしたが、2年目には目標を達成、28歳には4000万円位の年収になっていました。


    しかし、お金だけの一生で良いのかと会社を創り、また一からの出直しです。日本の映画監督やディレクターの社会的ポジションを上げるというロマンを掲げ、10年間で上場を果たすことを目標としました。8年目には売り上げが20億円を超えましたが、当時の上場基準では上場が不可能でした。しかし1999年ナスダックジャパンやマザーズが設立され、上場基準が大幅に下がり、会社設立10年目にナスダックジャパンの第1号銘柄で上場を果たしたのです。


    映像業界のクリエイターのネットワークからはじまったクリーク・アンド・リバー社は今ではゲーム、ウェブ、広告出版等に分野を拡げ、現在では約5万人にまでクリエイター・ネットワークが拡大し、日本のテレビ番組の約45%に制作スタッフを送り込むまでに成長しました。さらに、ドクター、ITエンジニア、弁護士、会計士‥‥と、プロフェッショナル分野の領域を拡げ、C&Rグループとしての成長にチャレンジしています。


    今後は蓄電技術、ロボット、建築、工業デザインなどの産業のコアになる能力を持つプロフェッショナルな人達のネットワークをどれだけ作れるかが勝負です。プロの方々は組織内の出世志向がある人は少なく、むしろ技術を徹底して研究できる所に身を置きたいとか、その技術で起業したいという2つの傾向があります。プロの技術、能力を組み合わせ、チーム編成していくことで新たな価値を創造する、そのようなエージェントを50から100社作ることができれば、必ず世界でなくてはならない企業になると考えています。


    7年前、佐賀県の古川知事からサガン鳥栖の経営を引き受けてほしいと打診された時は、半年ほど悩みましたが引き受ける事を決めました。それまでに2度倒産の危機があり地元企業は離れ、毎回の試合の入場者は2000人ほどでした。J1昇格のための年間予算を試算すると最低でも7億円は必要だとわかりましたので、スポンサー集めを徹底的に行いました。サガン鳥栖は不利な状況下で強く成長しJ1昇格をめざす、それはまさにベンチャー精神であると、佐賀にもサッカーにも縁の無い東京の創業経営者の方々を中心に出資をお願いしました。


    また、あらゆる人脈を駆使し、メインスポンサーの獲得に乗り出しました。その結果、DHC様やブリヂストン様など、ナショナルスポンサーがついてくださったのです。入場者数も無料招待や自治体との連携などの努力で順調に増え、入場料収入が確保できるようになりました。


    個人の活動として始めたことでしたがチームが強くなるにつれ、スポーツのクラブチームは企業のPR効果が大きく、加えて社員共通の言語になると思うようになりました。スポーツを通じた活動により、いずれはC&Rグループとシナジーが生まれていくこともあるかもしれません。


    全ては想いから始まります。諦めず想い続けることで夢は必ず実現します。



コメントをシェア

骨太対談
 
コンテンツメニュー
企業家賞
企業家倶楽部企業家大学
Page Top