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トピックス -企業家倶楽部

2015年04月24日

夢と目標を持って人生を生きる/東日本ハウス代表取締役社長 成田和幸

企業家倶楽部2011年4月号 私の信条





  「夢と目標を持って人生を生きる」が信条です。私は創業者から数えて3代目の社長で、9年前に社長に就任しました。その時も私自身と社員に「夢と目標を持とう」と呼びかけました。


    夢と目標は出来るだけ数値化するように心がけています。そして、期間は3年ぐらいをメドにしています。5年先、10年先の事業計画を立てる方もいらっしゃいますが、私には3年がちょうどいい。時代の変化も速いですし、なにより社員が忘れません。この3年を繰り返し積み重ねてきました。


    社長に就任した時、私は全社員と泊り込みで、それぞれの夢と目標づくりに取り組みました。箱根の保養所で行う1泊2日の研修「箱根塾」で、「会社の思想の確認」「人生をどう生きるか」「社員と共に食事をし、酒を酌み交わす」ことをします。数名ずつ連れて行き、仕事の3カ年目標はもちろん、家庭のある人は家庭の3カ年目標、独身の人は自己啓発の3カ年目標を作ってもらうのです。全社員1800人を箱根塾に連れて行くのに3年かかりました。箱根塾では仕事の目標以前に、自分の人生をどうやって生きるべきか考えよう。夢と目標を持って人生を生きよう。目標や夢は職場や家庭などさまざまな状況で設定できる。夢と目標を持ち仕事にやりがいを見出せれば、ひいては会社のためにつながると、説きました。会社の3カ年の目標は社長の私が作ります。社員には自身の仕事と家庭、自己啓発の3カ年計画を出してもらいます。会社の3カ年計画同様に、夢や目標だけでなく、具体的な数値なども書かせます。具体的な方法がなければただの「思い」だけに終わってしまいますから、実現するためのステップを考えることが重要なのです。   


    社員の中には、年間5千万円の販売実績から、3倍以上の目標を掲げてくるガッツのある社員もいます。嬉しいことですが本当に実現可能なのか、3倍以上売上げを出すためには何が必要かを考えさせます。3倍以上売り上げるためには何組のお客様の対応をし、可能性のあるお客様へ計画案を何棟分提出し、その中から何棟契約しなければいけないのか。果たして設定した目標は本当に実現可能なのかどうか。これはノルマではなく、目標と対策を考えることが目的なので、社長の私としてはなるべく目標を実現して欲しい。「思い」だけではだめだと、何回も何回も深く掘り下げて考えさせます。目標はあまり高みを目指して重くなりすぎてもいけませんし、必ず達成しなければと凝り固まってもいけません。目標や計画は自由に変えることもできますし、5つのうち3つ達成できたらバンザイ!と、窮屈にやらないことが肝要です。


    私は会社の建て直しの3カ年計画をつくりました。当時489億円の借入金を抱えており、赤字経営でした。借入金を減らし、黒字経営にするのが私の使命でした。今年、社長就任10年目、あと5年で無借金経営、東証2部上場が見えるまでに復活できました。ホテル事業、銀河高原ビールも黒字に転換しました。


    最近、作成した最新の3カ年計画には東日本ハウスグループの夢と目標、実現のための対策がぎっしりと詰まっています。人生の夢と目標は自分しか考える人はいません。同じように会社の夢と目標は社長が骨子を作らなくてはなりません。経営企画室で作った計画書は東日本ハウスグループでは許しません。会社の3年先、5年先、10年先を見据え、目標までのステップを社長が考えなければ正しい目標とはいえません。社長が会社の将来を考えないでどうするのでしょう。


 
    私は東日本ハウスの9番目の株主です。以前、東日本ハウスの株2%を所持していた企業が手持ちの株を売ると言った時、私はカネをかき集め、借金もしてその半分を買い取りました。その企業は私の行為に感じるところがあったのか、残りの株は売らずに今も持ってくれています。会社役員は自社株を持つべきです。


    私のこの会社での使命は会社を建て直すことと次期社長の育成と思っていました。次期社長と目している人物は若い世代に数人います。その下にも光る人材がいます。今、東日本ハウスは本当にいい会社になりました。私の描いた夢と目標は、実現の日も近いでしょう。



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