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トピックス -企業家倶楽部

2015年05月08日

志の高い企業家こそ上場を/メディアフラッグ 代表取締役社長 福井康夫

企業家倶楽部2011年1/2月号 言いたい放題


 私達は様々な店舗における覆面調査や販売促進のお手伝いをしています。店舗の改善や商品の適切な陳列でお客様の要望に応えることは、消費の活性化にも繋がるので、世の中に必要な仕事だと確信しております。
 
 まだ未上場企業ですが、そうした社会性のある事業を実現させるためにも、今後さらに成長したいと考えています。今後、私達が規模を拡大させることで、よりインパクトのある仕事ができるでしょうし、雇用も生み出せます。そのための通過点として、ジャスダック、マザーズなどの新興市場への上場は望ましいでしょう。上場した方が成長速度もはやくなりますし、信用力・ブランド力の強化も図れます。日本は元気が無いと言われていますが、私達のようなベンチャー企業が新しい産業やビジネスモデルを創出し、雇用を生む。それが日本に活力を与えて、元気にしていくのです。

 しかし、現在は新興市場が低迷しているため、5、6年前なら上場できたような利益を出していても断られるケースが、ここ1年程続いています。日本の株価が上がらないことを前提として計画を立てなければならないので、上場のハードルが上がっており、結果として新興市場に上場する企業が減少しているのです。上場延期はまだ前向きな選択ですが、「上場せず、大手企業に売却する」、「日本ではなく韓国やシンガポールで上場を検討する」といった企業は少なくありません。
 
 では、なぜ今のような状態になってしまったのでしょうか。新興市場が出来上がったことで上場し、現在退職している先輩方には、客観的に見て利己的な経営者が多いと思います。本来新興市場は、ベンチャー企業の更なる成長のためにハードルを下げて設けられたはずです。しかし、自身の資産を増やすためといった利己的な考え方の下に、社会性も無く上場している経営者が多く見受けられます。そうした諸先輩方の「愚行」のせいで、現在の新興市場の信頼感や安心感が失われ、日本を元気にするはずのベンチャー企業の活性化に悪影響を及ぼしているのです。

    日本人から倫理観念が無くなっていることも、その原因の一つでしょう。私は、少なくとも自社の社員には、「真面目に、誠実に仕事に取り組む」といった考え方を、仕事を通じて身に付けさせています。企業は教育の側面も担っていると思うのです。

 確かに、諸先輩方の「愚行」によって、全体的に厳しい状況になった部分は否めませんが、それを私達がなかなか上場できない理由にするつもりはありません。自分自身が今の環境で出来ることを精一杯やるしかないのです。ただ、証券取引所が審査を行う際の基準や視点はしっかりあるべきで、企業の本質を見抜く力をつけて欲しいと思います。

 それでも残念ながら、先輩の企業家には私利私欲のために経営しているような、謙虚さも志も無い方はいます。会社が大きくなると、独りよがりなるものなのです。そうならないためには、自分が愚かな経営者になっていないか自問自答し、謙虚に反省する習慣をつけることが重要で、志を高くち、堅実に経営していかなくてはなりません。それを意識しながら、「世の中に役立つ仕事をして、新しいことにも挑戦する会社」、そして「しっかり利益を出して、立派に納税する会社」こそ、新興市場で上場すべきなのです。



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