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トピックス -企業家倶楽部

2017年07月06日

次世代のSNS『マストドン』に迫る!

企業家倶楽部2017年8月号 ビジネストレンド





 日本でも大ブームになったツイッター。その到来から約10年経った2017年、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(以下SNS)界に激震が走った。「Mastodon(以下マストドン)」の登場である。

 ドイツのプログラマー、オイゲン・ロッコ氏が開発したSNS「マストドン」。その名前は古代に絶滅したゾウ科の巨大生物に由来する。今年4月に登場して以来、欧米や日本を中心に大ヒット。サービス開始から1カ月あまりで60万人以上のユーザーが利用している。その約半数は日本人だ。急速な拡大から「日本におけるマストドンの始まり1カ月は、ツイッターの2年に相当する」と言われ、その勢いは未だ衰えを知らない。

 話題のマストドン、他のSNSとどのように違うのだろうか。大きな特徴としては「分散型」であることが挙げられる。マストドンは従来のツイッターやフェイスブックのように運営1社が管理する集中型のサーバーとは異なり、個人や企業が立ち上げた独立したサーバーの群体で成り立っている。オープンソースを組み込んだサーバーを用意すれば、誰でもマストドンを運営することが出来るのだ。これにより自社で新しくソーシャルメディアを立ち上げるような困難さを必要とせず、自社サービスにソーシャル性を持たせることも可能だ。この立ち上げられたサーバーのことを「インスタンス」と呼称する。

 現在マストドンでは1200を超えるインスタンスが立ち上がっており、それぞれ地域や企業、趣味など話題・テーマによって住み分けされている。ユーザーは趣味や話題など自分が興味のあるインスタンスを選ぶことができ、気に入ったインスタンスに登録する。これにより、あらゆる情報が混在する従来のSNSとは異なり、自身の求めた話題一色の情報を得やすく、また発信しやすい。共通の趣味、気の合う仲間が見つけやすいのも魅力のひとつだ。

 SNSに代表される情報取得・発信の中心を成すタイムラインもマストドンは独自の形態をとっている。マストドンのつぶやきは通称「トゥート」と呼ばれ、一回のトゥートあたり500文字まで書き込める。大枠のインターフェイスは従来のツイッターに酷似しているが、マストドンでは、インスタンス内に登録する全員のつぶやきが時系列順で閲覧出来る。例えば20人が登録しているなら20人分のトゥートがタイムラインに流れ1万人が登録しているインスタンスなら、1万人分のトゥートが流れる。これはマストドンを始めたばかりであっても、自分の発言をインスタンス全体にリーチすることが可能であることを指し、使い方次第では情報の宣伝にも効果的である。

 話題を更に厳選するためにツイッター同様に特定のユーザーをフォローする機能や会話できる機能もあるため、従来型のSNSのようにコミュニケーションを取ることも出来る。

 またインスタンス同士が情報の交流をすることによって一つのテーマに縛られない多様な情報も取得することが可能であるマストドンは、それぞれ独立するサーバーでありながらも全体としては1つのソーシャルメディアとして機能する。まさに、「自律・分散・協調」とも呼べる精神が、このマストドンの本質といえる。

 産声を上げ始めたばかりの新生SNS「マストドン」。無限の可能性を秘めているであろうこのツールを活かす企業が1年で何社出てくるのだろうか。ツイッターの登場時、出遅れがちだった日本企業はこのチャンスを逃してはいけない!



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