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トピックス -企業家倶楽部

2017年09月05日

家族で格安スマホに乗り換えてみた

企業家倶楽部2017年10月号 ビジネストレンド





 今や必需品となったスマートフォン(以下スマホ)。携帯端末代を含めた1人当たりの平均月額利用料金は7000円程度で、4人家族ともなると年間数十万円に上る。そんな中、「少しでも料金を安くしたい」と格安スマホが話題だ。総務省によれば、2016年末の格安スマホ契約数は携帯電話全体のわずか8.9%。しかし2015年比27・7 %増の1485万回線(大手キャリア3社を除く)と急激な伸びを見せており、さらなる増加が見込まれる。

 格安スマホとは、MVNO(仮想移動体通信事業者)が提供するサービス。MVNOは通話や通信に必要な格安SIMカードのみ、又は格安な端末とSIMカードをセットで提供する。大手キャリアの契約は2年間が基本で、期間外に解約すると1万円弱の契約解除料がかかるが、MVNOは期間が短い場合や、無い場合も多い。

 安さの理由は、MVNOが自社回線を持たず、大手キャリアから通信回線を間借りしていること。そのため電波エリアは大手キャリアと同じだ。一定量の回線を借りて運営しているので、MVNOの種類や利用が集中する時間帯により、通信速度に大きな差が生じる。また、実店舗がなかったり、店舗数が少ないことが多く、支払い方法もクレジットカードのみの場合がほとんどだ。携帯専用のメールアドレスはなく、普段PC等で使用しているアドレスを使う。

 両親と学生2人の4人家族が格安スマホに乗り換えたケースを見てみよう。家族全員がauのスマホを契約し、同社系列の固定電話とネット回線を使用、各種の割引が適用されて携帯電話料金は家族で2万円強だった。さらに、2年契約が終了して継続すると1人当たり3000円以上料金が上がることがわかった。

 ある日、母が携帯を破損、修理費は1万円弱という。月額6000円ほど料金を払っていたが、データ量使用は3GB未満で通話も10件ほど。修理費と契約解除料がほぼ同額なことも後押しして、「大手で窓口もある格安スマホなら安心」とUQモバイルに乗り換えることにした。

 しかし、au 系列のためMNP転入にならず、月々の通話料1年間1000円引キャンペーンは適用されず(現在は適用)、結局は同様のキャンペーン中のソフトバンク系列のワイモバイルと契約した。手続きは窓口のスタッフが対応し、その場で開通、データ容量2GBで1980円のプラン。アンドロイドの格安端末料金込みで月額2200円ほどだ。10分以内の通話が無制限で利用でき、心配していた通信品質もソフトバンクに引けを取らない。

 父と高校生は2年しか使用していないiPhoneを継続して使おうと格安スマホに乗り換え。同系列ならばSIMロック解除手数料3000円は不要なので、UQモバイルの6GB2980円(1年間)、5分以内の通話は無制限のプランを選択した。家族割で高校生は2480円(1年間)だ。同社も窓口で手続き、即日携帯を受け取れる。電波状況も良好だ。

 大学生はアップルストアでSIMフリーのiPhoneを購入し、LINEモバイルのエントリーパッケージを990円で量販店で入手。同社のサイトで手続きすると4~5日後にSIMが届き、自分で設定後、電話が使用可能となる(現在は即日受け渡しも対応)。ネットで手続きするMVNOは、料金こそ格段に安いが十分な知識と下調べが必要だ。

 さて、この4人家族、果たして料金はどうなったか。4人合わせて1万円弱、従来の半額である。ドコモは5月、auは7月、新料金プランを相次いで導入した。格安スマホへの顧客流出が看過出来ない状況になってきた何よりの証拠だ。格安スマホの戦国時代に突入したと言えるだろう。



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