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トピックス -企業家倶楽部

2017年10月10日

最強のチームでMUJINの夢を実現したい/MUJINを支えるスタッフ

企業家倶楽部2017年10月号 MUJIN特集第4部


ロボット工学で世界的な権威のデアンコウ・ロセンと、技術営業で天才的セールス力を誇る滝野一征。二人の異色の能力が合致して創業したのが、MUJINである。ここには今世界9カ国から、優秀な人材が集まっている。どの人も頭脳明晰であることはもとより、ロボットの自動化で社会貢献したいと、そのインフラづくりに邁進する。困難な課題解決に挑むパッション、そしてタフな人間性が、MUJINを最強のチームへと押し上げる。



タフなチームでロボット市場を拡大したい

取締役製品開発部長 劉歓(リュウ・フアン)Huan Liu


タフなチームでロボット市場を拡大したい


 アメリカのMITでAIやロボティクスを学んでいたリュウ・フアンは、学生時代からロボット工学の権威として知られるロセンに心酔していた。頻繁にメールで質問をしていたが、どんな時間帯でもロセンは熱心に回答をくれた。MITのフアンはボストン、カーネギーメロン大学にいたロセンはピッツバークと、遠く離れてはいたが、「まるで一緒に働いているかのような心持ちだった」という。ロセンは知識が豊富なだけでなく、その頃からロボティクスの実用化に情熱を傾けていた。

 2012年にマスターを卒業、将来の進路を考えていたフアンは、ロセンが日本でロボットの知能化をビジネスとして展開するMUJINを興したことを知る。ロセンと一緒に働けるチャンスが出てきたこと、そして自分がやりたい仕事とMUJINが目指す方向性が一致していることから、「ここに行くしかない」と決意した。

 その後1日だけ来日し、MUJINに駆けつけたフアン。当時同社は立ち上がったばかりで、まさにガレージベンチャーという様相であった。20㎡のアパートで、ロセンと滝野、そしてフアンは、12時間語り合った。話すうち、フアンはここで働きたいという気持ちが一層強くなったという。ロセンと一緒に働ける魅力はもとより、世界中からロボティクスに情熱を持った人が集まるだろうということ。そして、自分が関わってきたロボット技術を実際の現場に応用できることが、フアンの心を突き動かした。

「営業やマネジメントを担う滝野は、自分の知らない世界に長けていることに感銘を受けた」とフアン。「ロセンの技術力とビジョン、そしてシャープなビジネスセンスを持つ滝野を合わせれば面白いことができる。このチームの一員になりたい」との想いが強まった。

 ロセンと滝野は、それぞれの分野で秀でているだけに、議論が始まるとすさまじい。時には言い争いに見えるが、互いに会社のためを思えばこその主張だけに譲らない。結果、最良の結論に行きつき、今のMUJINの成長に繋がってきた。滝野は大企業の人々を相手に少しも怖けることなく、自社の技術をアピール。

「自信を持って説得力のある話ができるところが凄い」と感心する。

 ロセンと滝野という、全く異なるバックグランドを持ち、互いに突出した能力を持つ二人がいればこそ、今のMUJINがある。二人共負けず劣らず、ビジネスに心血を注げるタフな人間で、心から信頼できる。「この二人がトップにいるからこそ、社員たちが付いてくる」とフアンは語る。

 入社して最初の2~3年は、息つく暇も無いほど働いた。少ない人数で様々なことをこなすのは大変だったという。2カ月間に渡って工場に泊まり込み、一日16時間働くのが当たり前の時期もあった。「こうしたプロジェクトをいくつも乗り越えてきた体験こそが、MUJINの原動力になっている」とフアンは分析する。ロセンの魂である独自技術を、研究室ではなく製造現場に落とし込み、ビジネスとして展開していくには、いくつもの修正が求められる。精神的にタフでなければやっていけないのだ。

「MUJINには世界中から優秀な人材が集まっているが、頭が良いだけでなく、皆ハートが熱い。同じ目標に向かい、情熱を持って困難な道を突き進む人材が集結している。ここが凄い」とフアン。このタフなチームの一員として自分の役割を全力で全うしていきたいという。「一征、ロセンと働けることは楽しい。この勢いのまま走り続けて、歴史に私たちの足跡を残していこう!」



数百年成長し続ける基盤を作りたい

執行役員 管理部長 小西純也 Junya Konishi
  
 


数百年成長し続ける基盤を作りたい


 元々ウェブやアプリ関連の会社で経理を担っていた小西がMUJIN を訪れたのは2015年2月。東証マザーズ上場企業やベンチャー企業の経理を経て、それまで馴染みのなかったロボット分野に興味を持った。

「最初は変わった会社だと思いました。従業員はほとんど外国人だし、創業者の経歴も凄い。実際に会う前は、こんな人たちが本当に実在するのか半信半疑でした」と笑う小西。滝野からは「年齢は1つ下だが、その割にとても貫禄がある印象を受けた」と話す。ロセンについては、「英語での面接で『Why?Why ?Why?』と何度も理由を問い詰められ、優秀な男という印象を受けた」とのこと。MUJINに入社を決めたのは、「このメンバーなら失敗してももう一回やり直せると感じた」ためである。

 経理に止まらず、営業と開発以外の領域において何にでも力を発揮する小西。入社後は滝野から業務を引き継ぐ機会もあったという。滝野はそうした際、バランス良く、相手の力量を見ながら上手くコミュニケーションをする。「今でも経理の話をしていると、経営者としての勘の良さを感じる」という小西。「大まかな財務の知識だけでなく、経営する上で本質的に重要なポイントを突いてくる」と驚く。

 小西がMUJINに入った当初から、滝野が大切にしている想いがある。それは、社会貢献のために事業をするということだ。「皆が集まるタイミングでは、滝野は必ずこの話をする。私が入社した理由の一つは、この考えに共感したことも大きい」と小西は明かす。

 一方、2年を経て変わった部分もあるという。「滝野は最近、組織構築に対して時間を使っている気がします。社員が増えて会社の規模が大きくなるにつれ、どういう人にMUJINに入ってもらうか、メンバーが仕事に対してどういうモチベーションで臨んでいるかを気にかけている」と小西は分析する。会社全体でコミュニケーションをとるため、創業記念のパーティーを開催したり、社員の家族を呼んで会社のツアーを実施したりと熱心だ。ツアーについては、滝野自らが案内役を買って出る。冷静な判断をする経営者の顔とは別に、温かみのある一面も垣間見えるという。

 MUJINの強みとして、小西は営業力と技術力の二つを挙げる。

 営業力について小西は「滝野の営業力は日本一といっても過言ではない」と評する。人の心を掌握することに長けており、キーパーソンにどうアプローチしていくのか分かっている。

 技術力の部分は、ロセンの存在なくしては語れない。ロセンの代わりは世界中を探してもいないのだ。「彼は今でも365日ずっとコードを書いている。MUJINで一番コードを書いているのは間違いなく彼だろう」と小西。MUJINでは今や研究の分野が細分化しているが、その中でもロセンは全てを把握している。

「MUJINが今後、数百年間に渡って成長し続けるための基盤を作りたいですね。労働人口が減少している日本において、産業用ロボットは重要であり、これが発展できるかはMUJINにかかっています。会社にとって重要な課題解決や体制作りに関われるように私自身も成長し、より社会的重要度の高い問題を解決できる会社にすることが目標です」



MUJINが目指す頂に人生をかけて挑みたい

営業企画部長 海野義郎 Yoshio Umino


MUJINが目指す頂に人生をかけて挑みたい


「営業は自分一人しかいない。片腕となって欲しい」

 滝野の熱意溢れる話に感銘を受け、海野がMUJINに参画したのは1年前、2016年9月のことだ。面白い会社があると紹介され、滝野と面談。当初1時間の予定が、2時間半にも及んだのをよく覚えている。元々創業経営者に畏敬の念を抱いていた海野は、MUJINの可能性、ミッションについて熱く語る滝野に、とてつもないエネルギーを感じた。この1回目の面談で「この会社に入ることになるな」と直感したという。

 銀行マンから社会人生活をスタートした海野は、その後、機械加工製品販売大手のミスミで14年間技術営業を担当。金型部品事業のプロジェクトを任され、活躍していた。その海野の心を動かしたのは、滝野のパッションとMUJINの世界に類のないビジネスモデルだった。入社前に3回面談をしたが、滝野の話は一貫していてブレがなく、目指す方向がシンプルで分かりやすかった。そして、MUJINで一勝負したいと入社を決意した。

 しかし、いかに前職で活躍していたとは言え、ロボットの世界では素人。入社3カ月間は叱られてばかりだった。「特に最初の1カ月間は人生で一番叱られた。大変な所に来てしまったと思いました。でも、滝野が求めるレベルに達していなかったのは確かです」と振り返る。

 他に営業はいないので、滝野と海野は1対1の関係だ。滝野より、海野の方が7歳年長だが、歳の差を感じたことは一度も無いという。最初こそ苦労したが、元々技術営業が得意な海野は、年明けからは営業を任されるようになった。

 今はアスクルなど物流の世界で、ロボットアームの頭脳となるコントローラを開発・販売するMUJINだが、前例の無い最先端テクノロジーだけに、まだ理解されていないことも多い。ロボットを使って何をしたいのか、お客自身の道筋が見えていないケースも散見され、その期待値が高いだけに、地に足を付けた説明も求められる。時には「ロボットは万能ではない」と伝え、妥協してもらうこともあるという。その時はできなくとも、世界最強の技術者が集っているだけに、日々進化し、いつか可能にできる。MUJ INはコントローラを販売して終わりではない。お客と共に進化し、伴走するのが彼らの仕事なのだ。 

「技術はロセンはじめ、世界中から天才的なエンジニアが集結。営業は滝野という素晴らしいCEOがいる。こんな凄い部隊は他には無い」

 滝野が最近よく口にするのは「我々は社会的インフラの担い手を目指す」だ。その目指すべき頂まで最短で走ることが、海野たちの使命である。

「新しいピッキング技術でデファクトスタンダードを取るというMUJINのミッション。それを達成すべく、滝野とこの一年間濃密な時間を過ごしてきた。しかし、まだまだできていないことが多い」と反省する海野。良い案件を獲得し、兵站を広げずに拡大していくという、レバレッジを効かせた営業はまだ道半ばという。

 創業から6年、この一年間でMUJINの認知度は高まり、会社のステージも上がったと実感する海野。様々な人々と出会い、やんちゃであった滝野も経営者の顔になってきた。

 MUJINが目指す「社会的インフラの担い手」という目標に、いかに最速でたどり着くか。「人生をかけて挑みたい」と力強く語る海野は最後に「滝野にしかできないことにもっと専念して欲しいですね。落穂拾いは自分がいくらでもやりますから」と真摯な眼差しを向けた。



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