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トピックス -企業家倶楽部

2017年11月17日

自責社員は奇跡を起こす part2/APIコンサルタンツ代表取締役社長 松本 洋

企業家倶楽部2017年12月号 敏腕コンサルタントが斬る! vol.6


松本 洋(まつもと・ひろし)

AP I コンサルタンツ代表取締役社長。1951年生まれ。東京大学法学部卒。日本鋼管(現JFE スチール)入社後、米国コロンビア大学MBA及びLLM(法学修士)取得。倒産寸前の子会社、米ナショナル・スチールに上席副社長(COO)として赴任し、経営再建に成功。KVHテレコムを始め4社の起業に成功。ベネッセコーポレーションを含む数社の社外取締役を歴任。




 今回も当社が過去にコンサルティングを実施した具体的な事例について説明をする。



事例2 食品加工メーカー

 売上5000億円で、従業員数が2000名の食品加工メーカー。2005年、関税法違反の罪に問われ、罰金判決を受ける。この為に、この会社と取引するクライアントからの発注が激減した。その上、新規に導入した生産システムの立ち上げが不調で、生産ラインの稼働率が大きく下がった。05年の営業利益は、前年度比85億円の減益になり、 46億円の営業黒字から39億円の営業赤字に悪化した。当社の2週間の無料企業診断の結果、営業力の強化と業務の効率化により、システムを早急に稼働させることにより、1年間で60億円の営業利益改善は可能であると判明した。その高い目標値を立てて利益回復プロジェクトが実施された。

■プロジェクトの概要

 システム要件の見直し、業務の効率化により、導入して機能していなかった生産システムを稼働させるようにした。年間計画、月次計画、週間行動計画を作り、案件の管理進捗表を作って貰い、毎日進捗管理をして貰った。部門最適しか考えない近視眼的な対処ではなく、全社最適を常に視野に入れて他部門やユーザーへの働きかけを強めるようにした。考えるだけではなく、具体的な行動を迅速に行うように働きかけた。それを実行していく過程で、「行動を変えていく」ようになった結果、「今までの仕事の仕方じゃだめだ」と気づき、他部門との連携、自分たちの行動コミニュケーション強化をすることができるようになった。その結果難しいと思っていた高い目標を達成できた。また、同時に製販のコミュニケーションの改善、作業導線の効率化により、工場の生産性が60%向上した。間接部門の業務配分の集中化分業化により30%のコストダウンに成功した。

プロジェクト終了後の社長のコメント
 
 当社の3主力工場と物流事業部において、「マネジメント力充実化による収益力向上プロジェクト」を3年間にわたり実施した。東京工場では初年度だけでも、69億円の改善に成功したが、プロジェクト終了後の翌年度も前年比10億円の利益改善を成し遂げることができた。コンサルタントが社員達に気づきを与え意識と行動の改革を起こしてくれたおかげで自主的に改善を続けることができた。今後も会社を維持発展させていくためには「学習と成長の視点」が不可欠であるが、どの工場においても“きらりと光る人材”を見つけられたこと、そういう人材が、現場の社員だけでなく、パートの方やアルバイトの方達も巻き込み、過去の延長線上では到底考えられなかった取り組みや成果をあげてくれたことは筆舌に尽くしがたい喜びを感じた。このプロジェクトを通じて人財を育成することができた事が1番の成果である。今回の全社プロジェクトで育った人財が当社の次代を担ってくれると確信している。


事例2 食品加工メーカー

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