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トピックス -企業家倶楽部

2017年12月04日

全ては坂本社長との出会いから始まった/リネットジャパングループ社長 黒田武志

企業家倶楽部2017年12月号 私のターニングポイント





 最大のターニングポイントは、ブックオフ創業者の坂本孝さんとの出会いです。トヨタで新規事業の立ち上げを経験、ゼロから創りあげる面白さに目覚めました。しかしトヨタでは新規事業をそれほど体験できないし、課長クラスにならないと裁量もない。

 そんな時、ある雑誌で坂本さんの起業家支援制度の記事を読み、講演を聞きに行きました。坂本さんは新しい事業で世の中を変えていくと意欲満々、企業家のオーラに溢れていた。

 それ以来、坂本さんの講演会では一番前に陣取り“追っかけ”をしました。中部地区初のブックオフ直営店が四日市にできたので、週末の土日だけアルバイトをしました。オープン前日の決起集会では、それまで全くアカの他人だった人たちが想いを語り、最後は涙、涙で頑張るぞと。自分も感激の涙を流していました。それまでは仕事で涙を流すことなど無かったのに。

 週末のみのブックオフのアルバイトを10カ月続けた頃、起業家支援制度でプレゼンをする機会がありました。その後、坂本さんから電話をいただき「最近追っかけに来ないと思ったら、ブックオフでアルバイトをしてるんだって。一回食事でもしよう」と誘われました。横浜でご馳走になりましたが、その時「そんなにやりたいなら四日市の店をのれん分けするから独立しなさい」と言っていただいたのです。

 そこでトヨタを辞めて独立することとなりました。32歳の時です。インターネット書店をやりたかったのですが、「まずブックオフで経営の勉強をしてしっかり稼ぎ、その資金で好きな事業にチャレンジしなさい」と言われました。結果、2年半で7店舗展開するまでになりました。




ブックオフ創業者の坂本孝氏(右)と

 そしていよいよ2000年に「イーブックオフ」、今の「ネットオフ」を立ち上げ、トヨタからも出資をしてもらいました。当時豊田章男さんがインターネットの新規事業を手掛けていたことから、支援していただきました。坂本さんはネット事業には反対でした。心の絆を大切にする現場こそが、ブックオフ一番の強み。坂本さんは「ブックオフはGNNの会社。義理・人情&浪花節だ」と。先が読めないネット事業に飛び込むのはまだ早いと言うのです。でも私は最初からネット事業を考えていたので、押し切った。

 そうして始めたネット事業は6年間赤字続き。坂本さんからみれば「そらみろ!」というところでしょう。しかし私も意地になっていたので絶対ギブアップしませんでした。軌道に乗るのに6年かかりましたが、最後は坂本さんが大きな心で受け止めてくれ、今でも弊社の株主として支えてもらっています。

 当時の私は若くて見えませんでしたが、結果的にお釈迦様の手の中で遊ぶ孫悟空のようなもので、ブックオフから飛び出す形で始めたのに、イーブックオフという名前も使わせてもらい、出資もしてもらった。見守ってくれていたのだと実感します。

 今、小型家電リサイクル事業に注力しており、オリンピックに向けて調整中です。時間はかかりますが、ここからが本番。「宅配リサイクルで世界を変える」を掲げ、頑張っています。まもなく52歳になりますが、この年齢になっていろんなことが消化でき、坂本さんのおかげで今があると感謝しています。出会って20年、師匠の教えを守りながら、今の事業で大きく花を咲かせたいと思っています。



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