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トピックス -企業家倶楽部

2018年01月04日

【新連載】アマチュアはグリーン周りで50打の事実/プロゴルファー 伊藤涼太

企業家倶楽部2018年1/2月合併号 伊藤涼太プロのNo Golf, No Life ~ゴルフは人生そのもの~ vol.1


伊藤涼太 (いとう・りょうた)

1990年7月3日三重県生まれ。プロゴルファー。7歳からゴルフを始め、10歳、世界ジュニア選手権で優勝。男子ツアー「東海クラシック」に12歳99日での史上最年少出場を果たす。14 歳2カ月、サントリーオープン予選通過。15歳、6週連続予選通過を果たし、KBCオーガスタで6位入賞し、数々の史上最年少記録を樹立。現在27歳。



そして私は『イップス』になった

 7歳からゴルフを始めました。実家が三重県でゴルフ練習場を営んでいます。野球やサッカーに熱中する少年でしたが、ゴルフを始めるなら中途半端は許されません。やるなら真剣にということで、毎日1000球、裸足で打ち続けました。なぜ裸足かというと、地面で足を掴む感覚を養うためです。

 基本となるスイングは至ってシンプルです。時計の針で例えるならば、9時から3時までのハーフスイングでいいのです。フルショットは必要ありません。9時から3時を超えるのは惰性で構わず、クラブを高く振り上げようと考えてはいけません。

 この単純な練習を1年間続け、8歳の時に初めてコースを回りました。スコアは97でした。祖父も父もアマチュアゴルファーですがハンデキャップはゼロでしたから、スコア100切りは何も特別なことではありませんでした。今となっては、その後の成績の方が驚きです。私は小学2年生からジュニアカップに出場し、優勝を重ねました。その数は50冠。極めつけは、小学4年生のときに出場した、世界ジュニア選手権です。タイガー・ウッズの記録を塗り替え13アンダーで優勝したときは新聞・テレビでも取り上げられました。


 そして私は『イップス』になった





 しかし、プレー中は「無」の状態です。緊張することもなく、ティーグランドに立ったら、後はクラブを持ってボールを打つだけ。結果は後から付いてきました。

 私のゴルフ人生はドラマチックに始まり、順風満帆かと思いきや、その後に大きな落とし穴が待っていました。中学生ゴルファーとして世間から注目され、トーナメントがあると推薦状が届き、いくつもの大会に出場しました。15歳で6週連続予選通過した頃がピークでした。高校生になってすぐ、大人のトーナメントが4日間というハードスケジュールからくる疲労と練習のし過ぎが原因で、椎間板ヘルニアになりました。まだ長い試合に耐えうる身体が出来ていませんでした。最終的に怪我をかばい生命線であるフォームを崩してしまいました。

 試合で勝てなくなり、ある日ティーグランドに立ったら、頭が真っ白になる感覚がありました。ボールの軌道がイメージ出来ず、右に出るか左に出るか打ってみなければ分かりません。早く打たなければ、気持ちが空回りするだけで、脳が身体を制御出来ていませんでした。ゴルフを始めてから初めての感覚です。

 そして、私は『イップス』になりました。イップスとは聞きなれない言葉だと思いますが、スポーツ選手がプレッシャーから極度の緊張の為、身体が思うように動かなくなる症状をいいます。イップスはいつ症状が現れるか分かりません。だから余計に厄介です。

 私は今、このイップスを克服し、トップ選手として再び活躍することを目標にしています。まだ27歳、ゴルフを諦めるのにはあまりにも人生は長いと思いませんか。

 いつの日か賞金王になることを夢見て、必死にもがいています。ある方の縁で企業家の人生を知る機会を得ました。ゴルフ業界とは違う世界は新鮮に映りました。会社が倒産の危機にあっても挑戦を止めない企業家のバイタリティーに驚くとともに勇気をもらいました。逆境を跳ね返してこそ本当の人生がある。私の夢もまだ終わっていません。



アマチュアゴルファーの真実

 スコア100切りはゴルファーの最初の目標です。この100切りの近道は、ずばり「グリーン周りで転がすこと」です。

 まず、スコアが100前後のゴルファーは、18ホールでアプローチとパターに50打以上を費やしている事実を知っていますか。ドライバーの飛距離やテクニックのいるバンカーショットなどに目が行きがちですが、グリーン周りで最も多くクラブを振っているのです。残り30ヤードまで来たら、易しいクラブを握り、小さいスイングで転がすことです。

 具体的には、ピンまで30ヤードまで来たら、クラブを振ることは考えなくていいのです。全てパターと同じ振り子の原理で打つように心掛けて下さい。「ショルダーストローク」と言って、両肩とグリップで出来る大きな三角形を崩さずにクラブを振り子の原理で振ればOKです。大きなスイングや手首を使う必要はありません。高くロブショットを打ったり、バックスピンを掛けるようなショットはもう少し上達した後にしましょう。

 アプローチショットの際に気を付けるポイントは一つだけ。重心は左足体重を意識する。右足に体重を乗せているとインパクトで伸びあがってしまい、トップ、ダフリ、シャンクの原因となります。どうしてもピンが近く、視界に入るので体が早く開いてしまいます。そこで、左足体重に構えて、振り子の原理で振ることだけ意識してみて下さい。どうしても左足体重が分からない人は、右足を少し引いてかかとを上げてみて下さい。自然と左足体重になるはずです。

 アプローチのミスが少なくなれば、グリーン上で3パットもしなくなり、18ホールで計算すると10打から20打減らすことが出来るので、100切りは決して難しい話ではありません。



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