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トピックス -企業家倶楽部

2018年03月09日

企業家賞20周年記念に寄せて/元良品計画会長/企業家賞審査委員/松井忠三 Tadamitsu Matsui

企業家倶楽部2018年4月号 





 私は第17回企業家賞で、特別賞「仕組み経営革新賞」を頂きました。丁度、良品計画の会長を退いて直ぐでした。私は創業者ではなく、西友から良品計画とサラリーマン生活を続け、良品計画で社長・会長を歴任しました。そう言う意味では「私で良いのか?」という懸念がありました。

 ご承知のように、企業には創業者が率いる会社と社員の中から社長が誕生しバトンタッチをしていく会社の2種類があります。僅かですが、創業家が引っ張る会社の方が勝率が良いようです。何故なら、生まれた時から親の会社を継ぐという「当事者意識」があるからです。それでも私が企業家賞特別賞をお受けしたのは、企業発展の最大のポイントは「創業者目線」にあると思っているからです。

 私はサラリーマンから社長になり、「無印良品の時代は終わった」と言われた状況から再生を果たしました。ベースにあったのは私自身の「Founder's Mentality」でした。創業者は自らの事業を成功させるために、お客様のニーズに徹底的に答えようとし、1人では出来ませんから従業員のやる気を最高度に引き出し、阻害する官僚主義などは全て排除して行きます。サラリーマン型企業でもこういった視点を持ったトップが率いる会社は確実に勝ち抜いて行きます。

 そんな意識からありがたく受賞させて頂きました。そして、第18回目からは審査委員として企業家賞の選定に関わっております。1人でも多くの「Founder's Mentality」を持った企業家を発掘し、日本経済の発展に寄与したいと思います。そして、サラリーマン型企業の中にも「創業者目線」を持った人を作り出していきたいと思います。「Founder'sMentality」とは、

①オーナーの目線(反官僚主義・行動への衝動・勝負する)

②現場への執着(人材育成に対する強い思い・現場への権限委譲・顧客支持獲得への執念)

③革新的(大志・長期的視点・外部志向)です。

 アメリカの信頼できる調査で、継続して業績の良い企業に共通している要素を調べたところ、「創業者目線」を失っていない企業、社風として社内に浸透している企業が勝ち抜いていることが分かりました。20周年は1つの区切りだと思います。更に多くの企業家により活力のある社会を作りだして行きたいと思います。企業家賞が永遠の時を越えて続いていくことを心より祈っております。



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