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トピックス -企業家倶楽部

2018年04月09日

何歳になってもときめいていたい/大研医器 代表取締役社長 山田 満 Mitsuru Yamada

企業家倶楽部2018年4月号  2012年企業家賞受賞




いでよ医療ベンチャー

問 現在の日本国内の医療機器産業をどのように見ていますか。

山田 本来、医療機器開発というのは、日本企業が得意とする分野であると思っているのですが、現状は真反対です。外国企業が国内市場を抑えてしまっています。こんな有様を見せ付けられて、 「これではいけない」と思っているのは私一人だけではないはずです。

 最近は小型精密機器を開発する技術力は上がってきており、日本人向きだと思っています。

問 課題は何だと考えられますか。

山田 日本では新製品を開発しても、厚生労働省に申請し許可が降りるまでに最低で5年は掛かります。これだけ長く時間が掛かっては外国企業との競争に勝てません。スピードアップが必要です。

 次に病院の現場にいる臨床医ばかりで、企業で開発する研究医が少ないこと。さらに医療分野で起業するベンチャーが少ないことが挙げられます。私はこの現状に憤慨しています。日本人自身の身体に関わってくる話ですから、思い立った人がリスクを取ってチャレンジして欲しいと思います。

 そこで、公益財団法人山田満育英会を作って、理系の人に医系にも興味を持ってもらうために奨学金を提供しています。

問 2017年3月期の売上げは84億円で、経常利益は17億円と経常利益率20%超えの素晴らしい業績です。今、注力していることはありますか。

山田 大阪府和泉市にある研究開発拠点の隣の敷地を6000坪購入し、さまざまな製品の組み立てと製造を行う新アセンブリセンターを作りました。大研医器独自の製品コンセプトを実現するために、最新の滅菌方法を採用した製造ラインを自社設計しました。社員も200名、パートが100名で合計300名に増えました。

 また、超小型で精密なポンプの一種であるマイクロポンプの開発を4年半掛けて進めてきましたが、この春には正式に発表できる段階になってきました。詳細についてはもう少し待っていただきたい。研究開発から販売まで全て自社で出来ます。全国1000の病院と直接取り引きをしているのが強みです。


いでよ医療ベンチャー

情熱はコントロール出来ない

問 現在、山田社長は85歳で東証1部上場企業の現役経営者ですが、いつまでも若さを保つ秘訣は何ですか。

山田 年齢は関係ありません。私はいつまでもときめいていたいと思います。今でも新しいアイデアを思い付いては行動せずにいられません。情熱は自分でコントロール出来ないものです。いくつになっても恋をするような、男の人生にはそんな色気が必要だと思います。

問 企業家賞を受賞されたのが、6年前の12年でした。80歳での受賞は最高齢記録です。そして昨年、17年4月に帝国ホテル大阪にて創業50周年記念祝賀会を開催されました。山田社長にとって、50年間の企業家人生とは何でしょうか。

山田 答えは簡単です。私がこれだけ出来たのであれば、私が出会った人々、これから出会う皆さんはもっと出来るはずだと思います。

 以前から企業家はパッションが必要だと言ってきました。情熱は自らフツフツと湧いてくるものですから、止められません。熱い想いを持っていれば、仕事でもプライベートでも自然と楽しくなってくるものです。

 誰でも少年の頃には、いつもときめいていたでしょう。新しい人との出会いや世界が広がる経験をすれば、心が躍った記憶があるでしょう。大人になっても、いくつになってもときめいていなければいけません。

 私は新しいことに挑戦しているときは、新鮮な気持ちでいられるし、今でもときめきます。

問 山田社長の信条は何ですか。

山田 人真似しないこと。自分のオリジナルにこだわることが信条です。ナンバーワンであり、オンリーワンでありたい。それは簡単なことではないので、いろいろ知恵を絞って工夫する訳です。そこから素晴らしい商品や仕組みが生まれてくるのです。

 ライバル企業ももっと出てきたら競争して、良い商品が生まれるので歓迎です。

問 若い企業家へメッセージをお願いします。

山田 若い人には、ものづくりの分野でどんどん挑戦して欲しい。精密機器開発は莫大な資金と時間が掛かります。一方で、IT分野は新しいアイデアがあれば資金は掛からず始めやすいのは理解できますが、もっと多くの人に医療分野で起業して欲しいと思います。


情熱はコントロール出来ない


■会社概要

事業内容 医療用機械器具製造販売、医療用機械器具輸出入

売上高 83億9900万円(2017年3月期)

経常利益 17億1400万円(2017年3月期)

上場市場名 東証1部



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