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トピックス -企業家倶楽部

2018年05月09日

スイングに「正解」は無いが「基本」はある

企業家倶楽部2018年6月号 伊藤涼太プロのNo Golf, No Life ~ゴルフは人生そのもの~ vol.2


伊藤涼太 (いとう・りょうた)

1990年7月3日三重県生まれ。プロゴルファー。7歳からゴルフを始め、10歳、世界ジュニア選手権で優勝。男子ツアー「東海クラシック」に12歳99日での史上最年少出場を果たす。14 歳2カ月、サントリーオープン予選通過。15歳、6週連続予選通過を果たし、KBCオーガスタで6位入賞し、数々の史上最年少記録を樹立。現在27歳。



注目横峯さくら選手と同組スタート

 今年からインターネットテレビ局AbemaTV(アベマティーヴィー)が日本ゴルフツアー機構とスポンサー契約をしました。レギュラーツアーへの出場権を求めて多くの選手が参加する「チャレンジトーナメント」が「AbemaTVツアー」と名称を改め、大会日程も2日間から3日間へと変更になりました。ツアーで勝てばレギュラーツアーへの出場機会を得られるので皆必死です。

 今回から決勝ラウンドだけでなく、普段は見ることが出来ない予選の模様から生中継されるのでゴルフの新しい魅力が発見できるかもしれません。特に今年は人気女子プロゴルファーの横峯さくら選手が男子下部ツアーへ出場すると発表され、多くの注目を集めていました。

 そんな折、開幕一週間前に主催者からオファーがあり、私も予選に出場することにしました。急いで準備をして徳島県に飛び、組み合わせが発表されるとなんと横峯さくら選手と同じ組でした。スタートホールに立つと初日からギャラリーが約1000人いました。大会始まって以来の賑わいです。緊張するかと思いましたが、これがレギュラーツアーの決勝最終組で自分の調子が良かったら、こんなに嬉しいことはないだろうと頭の中でイメージしていました。


注目横峯さくら選手と同組スタート

人間の骨格はそれぞれ違う

 今年からオリンピック選手も通うジムで、身体の30カ所の部位をチェックしています。具体的には、関節の動くところと動きにくい場所を知り、脳からの指令が神経を通してちゃんと伝わっているか確認・改善しています。チェックポイントは、使える筋肉の量と可動域です。関節ごとの硬さも観ていきます。自分の身体の特徴を知りつつ、2018年の自分のスイングを作っていきます。今現在の自分の力でどのくらい戦えるのか試してみたいと思い、開幕戦に挑戦することを決めました。

 ジムに行こうと決めたのには理由があります。10年前に痛めた左股関節の椎間板ヘルニアの後遺症があり、無意識に古傷をかばい調子が良かったときのスイングを崩していたからです。3カ月間でどう自分の身体が変わったのか確認したかったのです。

 このようにゴルファーによって使える筋肉量、関節の可動域や硬さが違います。一般的には歳を取ると関節は固くなり、可動域も小さくなる傾向があります。若い頃のように腰が回らない、肩が入らないという現象が現れます。結果的にドライバーの飛距離が落ちたり、狙ったところに球が飛んでいかないといったことが起こります。男性よりも女性の方が関節は柔らかいということも言えます。

 しかし、間違ってはいけないのは、人それぞれ骨格が違うということです。手足の長さも違います。関節の硬い人には硬い人なりのスイングがあります。プロでも関節の柔らかい人と硬い人がいるのも事実です。皆がタイガー・ウッズ選手や松山英樹プロの様な力強いスイングを真似する必要はありません。むしろ、無理をすると怪我をしてしまい大好きなゴルフも出来なくなってしまうのでお勧めできません。

 まずは自分の身体の個性を知り、自分にあったスイングをすることから始めましょう。


人間の骨格はそれぞれ違う







スライスは止められる

 アマチュアゴルファーに多いのが球が右に曲がるスライスです。原因を分析してみましょう。スライスの大半は、手打ちによって起こります。本来は下半身から始動するのですが、グリップを握る手に力が入り、肩の関節の可動域も小さくなります。クラブのフェースが開いたまま戻らずにインパクトし、球にスライス回転がかかってしまうのです。それを嫌がってフェースを強引に戻すと今度は左に引っ掛けてしまう。皆さん、経験があると思います。

 手打ちを根本的に直すには、下半身の体重移動を意識することです。スイングに入る前に右、左、右と足踏みするだけでも効果があります。力まずアドレスしたら、手を使ってバックスイングをしようとはせずに、腰を右に回して下さい。腕は自然と付いてきます。左肩が右足の前まで来たら上手く体重移動が出来ている証拠です。右足に乗った体重を足の裏に意識をして、今度は右肩が左足の前に来るように腰を左に切り替えして、全体重を左足に移動していきます。

 スイングでは腕で振ろうとしてはいけません。ムチのように腕とクラブがしなるイメージです。腰の回転に自然と付いてくるとフェースは無理に返す必要はありません。

 関節の硬い人は、肩が回らない分を補おうと無駄な動きをしてしまいますが、ひとつポイントがあります。左足のつま先を少し開くと股関節の可動域が広がり、インパクトの際に身体が浮かなくなります。実際にシニアの選手はプロでも左足のつま先を開いている人は多くいます。

 ゴルフは手の感覚よりも足の方を意識して下さい。手はクラブが飛んでいかない程度に握っていればいいのです。スイングに正解はありませんが、自分の形を見つけて下さい。



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