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トピックス -企業家倶楽部

2018年05月10日

【第5回企業家賞】-2003年-

企業家倶楽部2018年6月号  企業家賞特集


肩書きは受賞当時のものです。




企業家大賞

ライフスタイル提案賞 カルチュア・コンビニエンス・クラブ 増田宗昭 社長

企業家賞

健康創造賞  大庄 平 辰 社長

住まいのコーディネイト提案賞 ニトリ 似鳥昭雄 社長

エンターテインメント創造賞 ギャガ・コミュニケーションズ   藤村哲哉 CEO

モバイル革命賞 インデックス 落合正美 会長兼CEO

社内システム革新賞 ワークスアプリケーションズ  牧野正幸 CEO

企業家特別賞

企業再建賞 オンキヨー 大朏直人 会長兼社長



企業家大賞《ライフスタイル提案賞》

自己実現欲求の高まりに着目した

カルチュア・コンビニエンス・クラブ社長 増田宗昭 氏


 企業家大賞《ライフスタイル提案賞》


 このたびは企業家大賞を頂戴し、ありがとうございます。

 さて、私たちの行っている「生活提案」とは何か。米国の心理学者マズローによれば、社会の成熟に伴い、人間の欲求も五段階に発展します。生存欲求にはじまり、安全の欲求、社会的欲求、差別化の欲求(自我の欲求)を経て、人は自分らしく生きたいという自己実現欲求に到達します。先進国では、まさに自己実現の欲求に直面している状況と言えるでしょう。すなわち、人はみな自分らしい生き方を模索しているというところに私は着目しました。

 そこで、お客様の目線から、自己実現の手がかりやモデルとなりうるエンターテインメントコンテンツの流通を束ねることにしたのです。それを形にしたのが、ビデオ・DVD・CD・書籍・ゲームなど複数のコンテンツを、レンタル・販売・リサイクルといった様々な形でお客様に提供する大型店「マルチパッケージストア」です。

 1983年に始めたTSUTAYAは、この20年間で1128店舗(2003年5月末現在)に、会員数は1794万人(同)になりました。ものの生産、ものの流通革命が叫ばれていますが、現代は既に情報の生産や流通の革命時代だと言えます。特に、映画というコンテンツに関して言えば、TSUTAYAの果たした役割は大きかったのではないでしょうか。結果としてレンタルの末端売上げは、市場シェアの33%で一番に、CD・DVD販売においても日本で一番になりました。

 TSUTAYAがこのように成長できたのは時代の変化、ものから情報へとシフトしていく世の中の流れと、心理学者マズローの理論の示した自己実現欲求に関連していることが大きな要因と考えられます。

 今後もITを駆使し、創業の理念である「TSUTAYA=生活提案」を具現化する次世代の「TSUTAYA」の創造にチャレンジ。お客様にライフスタイルを提案してまいります。



企業家賞《住まいのコーディネイト提案賞》

60年計画を達成したい

ニトリ社長 似鳥昭雄 氏


 企業家賞《住まいのコーディネイト提案賞》


 広い日本の中で北海道から選んでいただいて、ありがとうございます。私は30年前にアメリカへ行きましたが、その時、日本とアメリカとの大きな開きを感じました。日本の家具はアメリカよりも3倍高いし、単品である。アメリカには映画みたいな世界がありました。「日本でも60年でできるかな」と60年計画を立てましたが、まず前半の30年でコーディネイト提案を行ってきました。志半ばで、半分まで来たところですが、この賞をいただき、認めていただけて幸せ一杯です。



企業家賞《社内システム革新賞》

起業は誰にでもできる

ワークスアプリケーションズCEO 牧野正幸 氏


企業家賞《社内システム革新賞》


 企業家賞をいただいて嬉しく思います。起業は誰にでも、明日にでもできます。起業する時に自分に課したのは、優れた経営者になれるかどうかは分からないが、プロの企業家になろうということでした。企業統治を任されているという責任を持ってやってきたので、とても嬉しい。ただ、まだ成功どころかスタート地点です。海外製のパッケージでなく、日本のブランドとして世界と闘っていきたいですね。



審査委員長講評

セコム取締役最高顧問 飯田 亮 氏

 今回も自信を持って、良い方達を選ぶことができました。

 まず企業家大賞を受賞したカルチュア・コンビニエンス・クラブ社長の増田宗昭さん。感心するのは全く新しいビジネスを立ち上げたことです。CCCという捉えやすい名前にしたイマジネーションも良いですね。

 次にオンキヨー会長兼社長の大朏直人さん。この方は経営の天才ですね。オーディオ・ビジネスというのは大概駄目なんです。僕なら経営しない(笑)。それがホームシアターなどを立ち上げてしまった。これは大変な経営手腕です。日本有数の経営者と言えるでしょう。

 そして大庄社長の平辰さん。この顔ぶれの中では年齢が高いが、まだまだ若い。大庄は値段の安い飲食店ですが、この方は日本一忙しく働く社長で、この業界では大変なカリスマです。

 ニトリ社長の似鳥昭雄さんは北海道の方で、家具のチェーン店を経営しています。北海道から出た経営者は少ないので意外でしたが、大きな家具店のチェーンを作り上げたのは大したものです。

 次にギャガ・コミュニケーションズCEOの藤村哲哉さん。映画は古い流通でビジネスが構築されている、いわゆる興行物です。それを近代化流通の中で新しい会社にしました。立派な方です。

 インデックス会長兼CEOの落合正美さん。皆さんが使っている携帯電話の着メロで、今こうしている時にもお金が入ってくる仕組みを考えました。頭の柔らかさは大変ユニークです。

 最後にワークスアプリケーションズCEOの牧野正幸さん。この企業の人事管理ソフトは、パッと見は普通のソフトです。どの会社も特殊な事情があるからと、普通は自社独自でソフトを作るので、パッケージ化するのは難しかった。それをこの方はやりました。これから日本のソフト業界での活躍がますます期待できる方です。



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