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トピックス -企業家倶楽部

2018年10月04日

ドライバーショットは難しくない~スイングの軌道内にボールを置く~

企業家倶楽部2018年10月号 伊藤涼太プロのNo Golf, No Life ~ゴルフは人生そのもの~ vol.4


伊藤涼太 (いとう・りょうた)

1990年7月3日三重県生まれ。プロゴルファー。7歳からゴルフを始め、10歳、世界ジュニア選手権で優勝。男子ツアー「東海クラシック」に12歳99日での史上最年少出場を果たす。14 歳2カ月、サントリーオープン予選通過。15歳、6週連続予選通過を果たし、KBCオーガスタで6位入賞し、数々の史上最年少記録を樹立。現在27歳。



浮いているボールを打つ

 連載コラム4回目になる今回は、「ドライバーショット」について話をしたいと思います。

 ドライバーだけ他のクラブと根本的に違うことがあります。それはティーアップしているのでボールが地面になく、数センチ浮いているということです。アイアンで地面にある小さなボールを打とうとすると手前の芝を掘ってしまう「ダフり」やボールの上っ面を叩いてしまう「トップ」というミスショットをしがちです。

 最近のドライバーはヘッドも大きく、ボールが浮いている状態で打つことが出来る訳ですから、考え方によってはボールに当てるのは難しくないクラブと言えます。



ドライバーが苦手な人が多い

 楽しみにしていたゴルフコンペ当日、同伴競技者や後ろの組の人たちが注目している中、1番ホールでティーショットを迎える瞬間は、長いゴルフ歴があっても緊張するものです。ボールが真っ直ぐ飛んでフェアウェイをキープ出来たら最高の気分を味わえますよね。

 遠くに飛ばしたい、良いところを見せたいと誰もが思うことでしょう。ついついスイングに力みが生じてしまい、ボールが大きく右にスライスしてOBスタート。朝から意気消沈なんてよくある光景ではないでしょうか。

 アマチュアゴルファーに多いミスショットは、このドライバーでボールが右に切れていくスライスかと思います。では、なぜスライスが起こるのか考えてみましょう。

 ドライバーは遠くに飛ばすために他のクラブに比べてシャフトが長く作られています。ティーアップするのも遠くに飛ばすためです。この「遠くに飛ばしたい!」という意識があり、いつものスイングとは異なり、リズムが崩れてしまうのです。

 具体的に言うと、スイングスピードが早くなったり、筋肉の力みが原因で関節の可動域が狭くなり、スイングそのものが変わってしまいます。あなたの周りにも、素振りではゆったりと大きなスイングをしているのに、実際にボールを打つ時には、全然違うスイングをしている人がいませんか。思い当たる節がある人も多いのではないでしょうか。



遠くに飛ばすことは忘れる

 身長155cmの平均的な体格の女子プロゴルファーでも、ドライバーショットで240ヤード位の飛距離があります。ということは、ドライバーは力任せに打てばいいというものではないということです。

 アイアンショットは上からボールを打ち込むようなイメージですが、ドライバーのスイングはボールを横から払うイメージです。

 アイアンに比べてシャフトが長いので、ボールをセットする場所は必然的に左足寄りになります。クラブが長い上にボールがティーアップされて浮いているので、身体が伸び上がってしまう傾向があります。この身体が伸び上がってしまう、起き上がってしまうと顔が早くボールの飛んでいく方向を向いてしまう「ヘッドアップ」という状態になります。当然、クラブのヘッドの戻りが遅れて、クラブのフェイス面がアドレスを構えた元の角度まで返っていないので開いたままヒットします。ボールが芯に当たらずスライス回転が掛かり、右に切れていくのです。これが多くのゴルファーを悩ますスライスの原因です。



スライスと引掛けの原因は同じ!?

 腕を使ってスイングスピードを早くしようとすると、下半身の体重移動が追いつかずにスイングのバランスを崩し、いわゆる「手振り」になってしまいます。腕をこねくり回してインパクトの瞬間にクラブのフェイス面をスクエアにするのは至難の業です。充分に戻らず開いたままスライス回転か、手首を返しすぎて左に引っ掛けてしまいます。

 ドライバーショットでボールが「右にスライスする」ミスと「左に引っ掛ける」ミスが同じ理由だったとは驚きでしょう。

 利き腕が右腕の人がほとんどでしょうから、手振りになると右腕が主導してしまいスイングが大きく8の字を描く「アウト・サイド・イン」になる傾向が強いです。特に疲れてくる後半になると下半身が上手に使えず、この現象が現れることがありますから注意が必要です。



ボールの10センチ手前を意識する

  スライスを止めるには、ボールを打つ手前でクラブのフェイスをスクエア(正面)に戻すことです。身体が伸び上がるのを我慢し、ヘッドアップしないように顔を残すと身体の左側の壁が出来て、結果的にスイングスピードも早くなり飛距離は伸びます。

 ドライバーショットのポイントは、ボールの手前10センチを意識して振ることです。スイングの軌道の中にボールを置くといいでしょう。上半身から始動するのではなく、下半身が先です。右足体重から左足体重に移動する力を使って、クラブを握る腕は後から付いてくるイメージです。決して腕を振るのではなく、ムチを使っているような「しなり」をイメージすることです。腕の筋肉を柔らかくし、しなやかにシャフトの「しなり」を使い、ヘッドの重みを感じることです。

 ゴルフは自分の体とクラブをコントロールし、いつものスイングで振ることが重要です。力んだり、タイミングが早くなったりして、スイングのバランスが崩れるとボールは真っ直ぐ飛んでいきません。ゴルフ上達のコツはいつも同じリズムでスイングすることですから、素振りは1回だけとか、自分なりの「ルーティン」を取り入れるのもいいかもしれません。


 ボールの10センチ手前を意識する













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