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トピックス -企業家倶楽部

2019年02月05日

マウンテンパートナーズJAPAN/APIコンサルタンツ代表取締役社長 松本 洋

企業家倶楽部2019年1/2月合併号 敏腕コンサルタントが斬る! vol.12


松本 洋(まつもと・ひろし)

AP I コンサルタンツ代表取締役社長。1951年生まれ。東京大学法学部卒。日本鋼管(現JFE スチール)入社後、米国コロンビア大学MBA及びLLM(法学修士)取得。倒産寸前の子会社、米ナショナル・スチールに上席副社長(COO)として赴任し、経営再建に成功。KVHテレコムを始め4社の起業に成功。ベネッセコーポレーションを含む数社の社外取締役を歴任。




 今回は、ベルリンを中心にして多くの起業を成功させているマウンテン パートナーズ社について報告する。



1. マウンテン パートナーズ社

 創業者のDr. Corne l ius Boersc h(コニー氏)は、1995年に27歳でACG社を起業し1999年にその会社を上場させて、10億ドル以上の株価価値にしてEXITに成功した。EUで31歳の時にユニコーン企業の上場に成功した訳である。2003年にスマートラック社を起業して2006年にはその企業価値は700億円以上になった。コニー氏は、2004年からスタートアップ企業に投資を始めたが、2005年にはMountain Partners社を設立し、その投資活動に専念してきた。既に200社以上に投資をしているが、その企業群の10社を上場させ40社を売却し5社は合併して、1万1千人以上の雇用創出を達成してきている。コニー氏は、2社のユニコーン企業の創業に成功し、スタートアップ企業への投資をしてきているので、EUではスーパーエンジェルと呼ばれており、コニー氏が投資するベンチャー企業には、EU投資銀行が同額をマッチング投資することにまでなっている。



2.グローバル化

 コニー氏は、EU、米国等の先進国だけでなく、現在までに新興国14カ国で地元の財閥企業とJVを組んでベンチャーファンドを創設してきている。南米ではコロンビア、アルゼンチン、メキシコ、中東では、サウジアラビア、ドバイ、極東では、インド、インドネシア、タイ、シンガポール、マレーシア等9カ国。EUや米国で投資した企業のビジネスモデルを新興国で展開して成功させている。例えば、米国で投資したベッドメーカー企業の製品をメキシコやミャンマーで販売して50倍以上の売上増に成功した。



3.日本でのJV

 日本では既得権益を守る旧態依然たる産業構造によりベンチャー企業が育っていないという問題点にコニー氏は気付いた。20年前にベルリンでベンチャー投資を始めた際と同じ閉塞状況が日本には存在しており、それを打破する為に日本で当社とJVを組んでベンチャーファンドを創設することになった。日本では、世界に誇れる素晴らしい技術やノウハウが存在しているにもかかわらず、起業困難な状況が続いている。当社がコンサルをしてきた80社以上の会社でも子会社や関連会社で素晴らしい技術があっても予算がつかず、死蔵されているケースが多数あった。こういう技術を活かす為に、自分達でベンチャーファンドを組成して、投資をしていこうとしていた矢先に、コニー氏と出会い、意気投合し、東京とベルリンにインキュベートセンターを設けることにした。EUの会社の日本進出を手伝い、日本のベンチャー企業のEU進出を手伝うセンターである。ベンチャーファンドが投資してインキュベートセンターを世界中に500箇所作ったWeWork社は、わずか10年で2兆円以上の企業価値になった。我々も多くのセンターを創設していこうと予定している。



4. 海外展開の必要性

日本にもベンチャーファンドが沢山出来てきており、起業家も沢山生まれ始めている。しかし、日本で成功している企業でも米国への進出は出来ても、東南アジア諸国、EU、中東、中南米への進出が出来ていない。コニー氏の会社のJVを活用して、優れたベンチャー企業の海外展開のお手伝いをしていけば、飛躍的な企業成長を遂げさせることが出来ると確信している。

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