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トピックス -企業家倶楽部

2020年05月22日

ウイルスは歩かない。人が歩いている

企業家倶楽部2020年6月号 視点論点


 新型コロナウイルス感染症拡大が収まらず、世界中を混乱に陥れています。4月7日に安倍総理が7都道府県に対して「非常事態宣言」を出しました。 これまでも「不要不急の外出を控えるように」との各知事からの要請が出されていましたが、総理から「今、まさに国難である」という非常事態の宣言により、国民の危機感もステージが一段上がったように感じます。

 政府の発表によると、今後8割の人との接触を減らすことで、2週間ほどで感染数のピークを迎え、以降は減少傾向に入るとのデータがあるそうです。このまま感染拡大を止められないと、最も恐れている「医療崩壊」になります。医療崩壊とは、患者数が病院にある人工呼吸器の数を上回り、助かる命が救えないということです。人工呼吸器を量産して数量を増やす努力がされていますが、一番効果があるのは、感染者を減らすことです。

 人類の歴史は呼吸器系のウイルスとの戦いの歴史とも言えます。酸素を肺から取り入れるのですから、重度の肺炎になると死に至ります。ウイルスも生き残るために必死に進化していきます。14日間という潜伏期間があったり、比較的軽症で無自覚の人が歩き回って拡散するように設計されているようです。

 このウイルスはなかなか手強い。現代のグローバル社会では人との接点を遮断することは極めて難しくなっています。仕事は休めない(できないと決めつけず、在宅でも働ける方法を考えましょう)。

 居酒屋、カラオケ、銀座のクラブなど、誘惑も多い(ここは逆境の時に本性が試されますので、自分を知る良い機会としましょう)。この時期は卒業式、謝恩会など人生の節目で大切にしたいイベントが多くあります。それらを自粛しなければならないのはストレスが溜まります。あと1カ月我慢しなさいと期間を限定してくれたらまだ辛抱できますが、終わりが見えません。

 しかし、私たち人類はこの戦いに勝利しなければなりません。ウイルスに負けるわけにはいかないのです。まずは「敵を知る」ことです。ウイルス感染は飛沫感染します。外出や人との接触でウイルスに触っているかもしれません。だから最も効果があるのは、「手指衛生」を徹底することで自己防衛することです。

 そして、「ウイルスが歩いているのではなく、人が歩いて感染させている」という事実です。コロナウイルスには足も羽根も生えていません。人が動き回り、人へ感染させます。ウイルスの弱点を理解し、その一点を集中的に攻めましょう。もう何度も目にしていますが、密集、密着、密閉の「三つの密」を避けること。自分が感染しないことも重要ですが、大切な人に感染させないことも忘れてはいけません。個人として出来ること、企業として出来ることを主体的に考え、行動しましょう。






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