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2020年12月26日

渋沢栄一翁の書「成名毎在窮苦日敗事多因得意時」/キッコーマン名誉会長 茂木友三郎(もぎ・ゆうざぶろう)

企業家倶楽部2021年1/2月合併号 私の宝箱


 この書は日本の近代資本主義の基礎をつくりあげた渋沢栄一翁が、米寿の記念に書かれたものの複製です。

 『名を成すはつねに窮苦の日に在り、事に敗るは多く得意の時に因る』

 これは「物事に成功したり、立派な行いや人間としてよりよく成長するのは、困ったり苦しんだり窮したりしている時にこそ達成される。 また反対に失敗したり、敗れたりすることの多くは、得意になって慢心・油断している時に起こる」という意味です。


 厳しいときこそめげずに努力すれば、道が開け成功につながる。厳しいときこそチャンスと、勇気づけられます。また調子のいいときは油断せずに気を引き締めよという戒めのことばです。

 祖父が20世紀初頭に韓国の仁川に醤油の工場をつくったとき、渋沢翁にご指導いただいたこともあり、祖父は渋沢翁を大変尊敬しておりました。この額は、父が座右に置いていたもので、父から私が譲り受けました。

 この書の原典は、明末期の書物『酔古堂剣掃』にあるようです。陸紹珩という方が古今の金言、警句を収集編纂したもので、原文は「敗事多因得志時」とあったものを、渋沢翁が書き換えられたようです。

 この書をわが家の書斎に掲げ毎日見ていますが、見るたびに身が引き締まる思いがします。

 2020年は新型コロナウイルスの蔓延で、世界中が大変厳しい事態に陥りました。ワクチン開発などさまざまな手を打っていますが、先行きはわかりません。ウイルスなど人間の手ではなかなかコントロールできないこともあります。

 こうした今こそ、この言葉の意味するところを熟慮し、行動すべきではないかと考えます。まさに苦しくて辛い今こそ、めげることなく努力すれば、新しい道が開けるということを示唆しています。

 会社を経営していると、良いときも悪いときもあります。悪いときも一生懸命頑張ればチャンスが開ける。調子の良いときは逆に気を引き締めるよう肝に銘じてきました。

 日本の産業界の重鎮として、85歳となる今も現役として活躍される茂木名誉会長を支えてきた言葉だけに、その意味するところに身が引き締まります。

 今や「キッコーマンしょうゆ」は世界中で食され、愛されています。同社は売り上げの約6割、利益の約7割を海外市場で稼ぎだす真のグローバル企業に成長しています。その先陣を切り、海外展開に果敢にチャレンジしてきたのが茂木名誉会長でした。米国に醤油工場を建設、未知の味をかの地に広めていくにはどれだけの苦労があったことか。

 まじめで勤勉な日本人のすばらしさは世界から認められています。世界が直面している「窮苦」の今こそチャンスと捉え、行動せよ。人生の指南役の大切なお宝に勇気をいただきました。



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