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トピックス -新商品

2014年12月05日

日本国債格下げについて

梅上零史


   アベノミクス相場第2幕は堅調だ。12月1日、日経平均が7年4ヶ月ぶりの高値で引けた後、米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスが日本国債の格付けを「Aa3」(21段階で上から4番目)から「A1」に下げると発表した。翌2日の相場は下がるかと思われたが終わってみれば73円高い17663円。日銀の追加金融緩和を受けた円安と金利安、そして原油安の「トリプル安」が日本株の上昇基調を支え、市場は「格下げ」という負の圧力を飲み込んだ。

   とはいえ日本は名目国内総生産(GDP)比率で200%を超える公的債務を抱える。過去最大とされた、太平洋戦争中の債務比率を上回る規模だ。戦後、国の負債はハイパーインフレとなって国民生活を圧迫し、政府は預金封鎖と新円切り替えを実施するに至った。今から70年ほど前の話だ。日銀は追加緩和で短期間での「デフレ心理の払拭」を狙うが、今回の格下げはその先にある、アベノミクスが中長期的に内包する「インフレ懸念」への警鐘と受け止めるべきだ。



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