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2015年12月14日

原油安は世界経済にとって凶か吉か

企業家ネットワーク代表 徳永卓三


 原油が安い。2、3年前1バレル100ドルしたのに、つい最近では同36ドルまで下がった。3分の1の値段だ。サウジアラビア、ロシアなどの生産国は困るだろうが、日本などの消費国は歓迎だろう。

 なぜ、原油の価格は下がったのだろうか。第一の原因はシェール石油だ。11日付け日経によると、米シェール企業による高水準の原油生産が続き、原油価格の下押し圧力になっている、という。米原油生産の6割近くを占めるシェールオイルの生産で、2015年10月~12月期の米原油生産は日量917万バレルと11月時点の予想に比べて同10万バレル多かった。

 これに対し、OPECも減産せず、シェア確保を優先した。この結果、世界の日量生産は200万バレルも生産過剰になり、原油安に拍車がかかっている。12月14日の東証株式市場は600円安の1万8000円台に落ちたが、原油安は決して悪いことではない。

 日本はほぼ全量、産油国から油を買っているが、原油の価格が3分の1になれば、輸入額も3分の1になる。貿易収支は改善する。安くなった分、ほかの物が買える。日本経済にとっては良好なニュースである。商社などは赤字決算になりそうだが。今後も原油価格から目が離せない。



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