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トピックス -新商品

2016年02月08日

諸刃の剣「マイナンバー」とどう向き合うべきか

企業家ネットワーク記者 大戸克也


   全国民を乗せた航海は船出から荒れた。1月から利用が開始されたマイナンバー制度の話だ。安全上の問題が叫ばれ、システム障害も頻発する中で、私たちは今回の改革とどう向き合えば良いのか。

   マイナンバー制度の特徴は、住民票を有する個人に12桁の番号を付与する点である。それによって、社会保障・税の様々な分野に渡って、個人を一つの番号で特定出来るようにしたのだ。分野ごとに別々の番号で特定していた従来と比べて、①役所の作業効率の上昇、②国民の行政手続きの簡素化、③社会保障の不正受給や課税逃れの減少が期待される。こうした点を考えると、守っていく価値のあるシステムだと思う。

   だが、情報漏洩のリスクが高まったのは間違いない。番号は全国民が知るうえに、企業も従業員などの番号を管理するためだ。国や自治体は情報を分散して管理するなど対策を講じているが、体制整備だけでは足りない。

   大事なのは、私たちの意識改革だ。各人が今回の制度について理解を深め、常に緊張感を持って情報を管理する姿勢が必要である。そのためには、国や自治体が勉強会や広報活動によってリスクを伝えるのも一つの方法だ。組織単位では、管理マニュアルの作成・改善によって担当者間で意識を共有しなければならない。

   最も恐ろしいのは、制度の浸透につれて危機感が風化することだ。だからこそ、私たち全員が制度運営を担う当事者であることを忘れてはならない。



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