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2016年06月06日

オバマ大統領の広島訪問に想う

企業家ネットワーク記者 大戸克也


 

   5月27日、オバマ大統領が米国の現職大統領として初めて、被爆地・広島を訪れた。核兵器なき世界を追求する決意を改めて示したことは、世界中の視線をこの問題に向けさせた点で大きな意義を持とう。

   個人的に印象に残ったのは、オバマ氏が、涙を流した被爆者を抱き寄せた場面だ。両者が接したあの光景は、互いに立場や感情を超えて、核なき世界を目指すために行動した結果だと思うからだ。国同士にもこうした関係が求められよう。

   しかし現実を見ると、核軍縮の動きはしぼんでいる。世界の核の9割を保持する米露の核軍縮交渉はウクライナ問題で停滞し、北朝鮮の脅威も増すばかりだ。日本も米国の核の傘に頼っている。核という圧倒的な力が国際社会のパワーバランスに与えている影響は、計り知れない。

   そうした状況では、核保有国間で徐々に核軍縮を行うのが現実的だろう。日本には何が出来るだろうか。まず、核保有国の指導者に広島・長崎を訪れてもらうのが良いと思う。原爆資料館などを見てもらえば、感じることがきっとあるはずだ。また、米露の核軍縮は率先して行われなければいけない。そのためには、米国ほどロシアと関係の悪くない日本が、交渉の橋渡し役になれないだろうか。そして、こうした軍縮の先には、非核保有国の求めている核の法的禁止を検討するべきだ。

   今回オバマ氏が語った言葉は、現実とは程遠い理想だ。だが、目指すべき指針があってこそ、絶えず変わる世界情勢に翻弄されず正しい道を歩めるはずだ。私たちも広島・長崎で起きたことを忘れず、核なき世界を目指すという想いを持ち続けなければいけない。



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