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2016年08月12日

天皇陛下のお心構えに想う

企業家ネットワーク記者 坂井文香


 天皇陛下は8日、生前退位を示唆するお言葉を述べられた。このことは翌日の日経新聞の一面でも報じられた。

 明治以前は珍しいことではなかったが、昨今は行われていない。今回、生前退位されれば、1817年の第119代「光格天皇」以来のこととなる。大正天皇はご病気で実質的に政務を執り行えなかった際にも退位はせず、のちの昭和天皇が「摂政宮」として代行された。

 では、なぜ憲法や皇室典範の変更など様々な議論が交わされることをご承知の上で、お気持ちをお話されたのだろうか。

 私はまさしく天皇陛下が国民のことをお考えになられているからに他ならないと考える。「ご高齢のため、政務に支障がみられる」ことを理由にされているが、大きな理由は他にあると思う。

 陛下は今まで国内外問わず各地をご訪問されてきた。即位15年で47都道府県全てをお訪ねになり、天災の際には現地が受け入れ体制を取れ次第積極的に慰問されてきた。お言葉の中でも「人々の傍らに立ち,その声に耳を傾け,思いに寄り添うことも大切なことと考えて来ました」と、語られている。こうしてご自身でご訪問出来なくなることは耐え難いはずだ。

 また、「天皇が健康を損ない,深刻な状態に立ち至った場合,これまでにも見られたように,社会が停滞し,国民の暮らしにも様々な影響が及ぶことが懸念」されている。これは、4年後に控えている東京オリンピックに際に万が一のことがないようにとのご配慮ではないだろうか。陛下がお隠れになると、葬儀に関する儀式が1年にわたる。現在も国民を盛り上げ、勇気づけている世界最大の祭典に水を差すまいとのことだろう。

 陛下は、伝統にとらわれず、国や国民、次世代のために何が一番良いのかお考えになられた。このお心構えは国民皆見習うべきだ。一度、当たり前を疑い、最善の方法を一考してみてはいかがだろうか。



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