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2017年08月09日

ビットコイン分裂から見るキャッシュレス社会

企業家ネットワーク記者 峰塚千里


 仮想通貨の代表格であるビットコインが分裂した。最近の仮想通貨ブームによって取引量が増えたため、かかり過ぎている処理時間を短くしようとしたことがきっかけである。近頃は急いで取引したい場合の手数料が高騰し、手数料が格安というビットコイン最大の特長が薄れつつあった。

 そもそもビットコインとは、世界中で約800種類ある仮想通貨のうちの一つだ。取引履歴を複数のコンピュータで記録するブロックチェーン(分散台帳)という仕組みで管理されている。専用ネットワークに接続する無数の利用者に全ての取引データが共有され、一部のコンピュータが止まってもダウンすることはない。政府や中央銀行などの中央機関を介さないため煩わしい手続きがなく、お金の流通が自由に行える。

   ビットコインが初めて使われたのは2009年。それから多くの場所で使えるようになった。ビットコインの発行量には上限があるため、購入者が多いほど価格も上がりやすい。日本でも今年4月に改正資金決済法が施行され、仮想通貨が決済手段として認められたことで、その価格は3倍近くまで上昇した。

 今回の分裂で新たに「ビットコインキャッシュ(BCC)」が誕生したわけであるが、基本的にビットコインとは全く別物だ。開発者や参加者が異なるだけでなく、ブロックチェーンの容量も違う。新しい仮想通貨が誕生したと捉えるべきだろう。

 ビットコインキャッシュが生まれたことにより、分裂騒動はいったん収束へと向かう。しかし、分裂直後はビットコイン、ビットコインキャッシュ共に価格が大きく変動した。今後どれだけ安定するのか、注目していく必要がある。

 仮想通貨の取引量が増えているように、近年はキャッシュレス社会化が進んでいる。現金をいちいち財布から出すより、効率的で正確だ。筆者も最近やっとクレジットカードを作ったが、その手軽さと便利さには驚きだった。

 しかし、本当に全てをキャッシュレスにしてしまって良いのか。「キャッシュレス先進国」のスウェーデンでは、「現金を使う権利」を求める運動まで起きているという。現金が消えたら、お年玉やご祝儀の習慣はどうなるのか。タクシーの運転手に、「お釣りはいらないよ」とカッコつけることもできない。

   現金には現金のメリットがある。今回の分裂騒動をきっかけに、現金とのかかわり方について、もう一度考え直してみてはいかがだろうか。



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