2018年07月11日
プラ製ストローが地球を泣かせている
企業家倶楽部記者 峰塚千里
米スターバックスは9日、2020年までに全世界で展開する約2万8000店舗でプラスチック製ストローを廃止する方針を発表した。現在、全店舗で使用されているプラスチック製ストローは、年間10億本を超える。代わりに、リサイクル可能なプラスチック製のふたや紙製のストローを提供する予定だ。
近頃、こうしたプラスチック製ストロー廃止の動きが広まっている。米マクドナルドも6月15日、英国とアイルランドの計1361店舗で9月から紙製ストローに順次切り替えると発表した。これらの動きの背景として、環境保護に対する意識の高まりが挙げられる。
ストローは海洋プラスチックごみの中ではわずかな量だが、海の環境に深刻な影響を及ぼしている。その形状とサイズから、海洋生物の窒息死や誤飲につながってしまうからだ。2015年には、ウミガメの鼻に詰まったストローを科学者たちが取り出している動画がネット上で話題になった。
こうした問題を受けて、ワシントン州シアトルでは1日、全ての飲食店・食料品店などに対してプラスチック製のストローや食器類の使用を禁じる条例が施行された。これは、米国の主要都市としては初めての試みである。
このように、今後もプラスチック製ストロー廃止の動きは続いていくと思われる。ストローもスーパーのレジ袋のように有料化されたり、マイストローを持ち込めば割引されたりするのかもしれない。ごみを減らしていくためには自治体や企業だけでなく、消費者個人個人の努力も不可欠だ。小さくとも出来ることから、取り組んでいくべきである。
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