トピックス -新商品

2019年08月28日

驚くべきキャッシュレスの浸透

企業家倶楽部記者 中村梨里


   2020年、いよいよ東京五輪が開幕する。国策として外国人観光客の受け入れに力を入れることは勿論である。中でも現金大国と言われてきた日本では、昨今キャッシュレス化の動きが高まってきている。

   経済産業省ではこれまでに、今後のキャッシュレス社会の在り方について検討した「キャッシュレス・ビジョン」の取りまとめや、「一般社団法人キャッシュレス推進協議会」の設立を行ってきた。現在、10月の消費増税に伴う需要平準化対策として「キャッシュレス・消費者還元事業」を進めている。これにより、中小・小規模事業者によるキャッシュレス手段を使ったポイント還元を支援するようだ。

   このような決済は作業効率化や人件費削減、より高度なマーケティングの実現へと繋がる。しかし、電子データに頼りきるのはいかがなものか。7月に起きたセブンペイの不正アクセス事件も記憶に新しい。個人情報の取り扱いも今後の課題となってくるだろう。

   インバウンド需要、消費増税等からキャッシュレスが推進されていくのは間違いない。最近では、お賽銭すらキャッシュレス化されていて驚いた。東京・港区にある愛宕神社や日光二荒山神社では、いち早く電子決済を取り入れている。こんなところにまでキャッシュレスが浸透しているとは思いもよらなかった。日本の文化が変化してきている。神社にあるお賽銭箱がなくなってしまう日が来るかもしれない。

   令和の時代、本格的なキャッシュレス社会が実現されるのか。2024年を目処に新紙幣が発行されるが、その需要がいかに変容していくのか注目したい。



コメントをシェア

骨太対談
 
コンテンツメニュー
企業家賞
企業家倶楽部企業家大学
Page Top