第18回企業家大賞を受賞したストライプインターナショナル(今年度中に東証1部上場予定)の石川康晴社長は、ヤングカジュアルのSPAブランドを創造し、年間100店舗以上をスピード出店。日本のレディースアパレル上位3社の不振が続く中で、快進撃を続けている。グローバルブランドKOE(コエ)を武器に、将来はユニクロやZARA、H&Mをとらえ、アパレルだけでなく、ライフスタイル業の新しいスタンダードを目指し、果敢にチャレンジしている。アパレル界のニューリーダーとして、その情熱と実行力が評価された。
授賞式及び記念講演会は、2016年7月5日(火)に東京都中央区日本橋蛎殻(かきがら)町のロイヤルパークホテルにて行われた。
人間形成の最も大切な時期とされる乳幼児期に「からだを動かしながら身につけていくことが、いっぱいある」をモットーに、幼稚園・保育園での体育指導を実施。人として大切な人間形成、達成感などを子供たちに伝授し、健全な幼児教育に貢献している。そのユニークな発想と実行力が評価された。
(2016年3月期見込み、売上高62億5000万円、経常利益8億500万円)
離職率が40%以上といわれる外食産業において、人材開発に注力し、「自らを磨き自立した人間は、自ら意思決定ができる」という経営理念を浸透させ、驚異の離職率1桁台を維持している。会長自らが若いころの経験や失敗談を直接社員に語り、自立型リーダーの育成を手掛ける。また、経営者とは、常に「開発」と「イノベーション」を手掛ける人物が信条で、現在も最前線で新業態の開発力に携わっている点が評価された。
(2016年6月期見込み、売上高387億8600万円、経常利益29億5000万円)
ガンやアルツハイマー、エイズなどいまだ有効な治療方法のない病気で苦しむ患者を助けるため、独自の創薬プラットフォームを構築し、国内外の大手製薬メーカーに提供・共同開発している。新薬開発のアライアンスを組むことで、契約金、研究開発費、目標達成インセンティブ、売上ロイヤリティーと段階的に収益を上げるモデルを構築している点が評価された。
(2016年6月期見込み、売上高30億9700万円、経常利益12億6700万円)
「作った人は壊せない」をモットーに、製鉄所や発電所、石油化学プラントなどの解体事業を手掛けている。地球にある自然の力「重力」を上手く活用することを主張。余分な足場を不要とし、クレーンを使わず安全に、工期も短く、コストを劇的に削減することが可能となる独創的な解体工法を生み出している点が評価された。
(2016年1月期、売上高38億4600万円、経常利益4億6400万円)
「女性が幸せに生きる社会を創る」ことを理念に掲げ、効果の実感と無添加を強みとした化粧品販売で躍進。積極的に女性を活用し、残業ゼロでも右肩上がりの成長を持続できる企業を創り上げた。女性ベンチャーとして、その経営手腕と徹底力が評価された。
(2016年9月期見込み、売上高89億円、経常利益10億円)
1. 社会貢献的要素の高い事業を展開、世界ブランドを目指している創業経営者
2. 既成概念にとらわれず果敢にチャレンジしている企業家
3. 斬新な発想を持ち、創造力あふれる21世紀型の経営システムを構築している企業家
4. オンリーワンの独創的技術を開発している企業家