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2017年度 第19回企業家賞

企業家賞受賞式

GMOインターネットの熊谷正寿代表が企業家大賞を受賞!

GMOインターネットの熊谷正寿代表が企業家大賞を受賞!

第19回企業家大賞を受賞したGMOインターネット(東証一部)の熊谷正寿代表は、「すべての人にインターネットを」を掲げ、ネット環境のインフラ構築に邁進してきた。中小はほとんどの企業がGMOのサービスを導入しており、日本のネット社会発展に大きく貢献している。フィンテック時代に備え自ら証券に参入、ネット銀行にも果敢に挑戦している情熱と実行力が評価された。(2017年12月期見込み、売上高1450億円、経常利益185億円)

 

授賞式及び記念講演会は、2017年7月18日(火)に東京都中央区日本橋蛎殻(かきがら)町のロイヤルパークホテルにて行われた。詳細は下記の通り。

第19回企業家賞を受賞した経営者の評価ポイント

クリーク・アンド・リバー社(東証一部) 井川幸広社長

自らの経験を基にフリーのプロたちのネットワークを構築。彼らの生活価値向上をモットーに、才能あるクリエイターが活躍できる「場」と仕組みを創り上げている。そのユニークな発想と実行力は賞に値する。
(2017年2月期、売上高265億8100万円、経常利益14億7700万円)

 

メディアドゥ(東証一部) 藤田恭嗣社長

電子書籍事業に至るまでに常にビジネスモデルを時代に合わせ進化させてきた。コンテンツビジネスにおいては「作品を生み出す作家が創作意欲を持ち続けるために著作権を適正に守る役目が必要」という信念のもと、取次という役割を担っている点は賞に値する。
(2017年2月期、売上高155億3200万円、経常利益6億5600万円)

 

リネットジャパングループ(東証マザーズ) 黒田武志社長

日本人が大切にしている価値観である「もったいない」精神をビジネスに落とし込み、収益化している。インターネットと宅配便を活用して小型家電をリサイクルし、貴重な鉱物資源を回収する都市鉱山事業を立ち上げ、行政ではなく民間の力で日本をリサイクル先進国にしようと奮闘している点が評価に値する。
(2017年9月期見込み、売上高42億3600万円、経常利益2億7000万円)

 

農業総合研究所(東証マザーズ) 及川智正社長

「農家の直売所」として、生産者が農産物の販売価格や売り場を決めることができるという社会性の高いビジネスモデルを構築。物流とITのプラットフォームを手掛けることで農産物流通事業にイノベーションを起こし、日本の農業に新たな仕組みを作り出した功績は受賞に値する。
(2017年8月期見込み、売上高15億6000万円、経常利益1億6900万円)

 

MUJIN(未上場) 滝野一征CEO

1980年代から現在まで米国が主導してきたコンピュータ業界にあって、誰でも簡単にロボットを知能化出来る時代を見据え、機械の脳となる部分の開発に勤しんでいる。日本が真のロボット大国になるために貢献している、そのユニークなビジネスモデルを評価したい。(決算は非公開)

 

当日の情報

受賞者

企業家大賞    GMOインターネット     熊谷正寿 代表

企業家賞     クリーク・アンド・リバー社 井川幸広 社長

企業家賞     メディアドゥ       藤田恭嗣 社長

ベンチャー賞   リネットジャパングループ 黒田武志 社長

ベンチャー賞   農業総合研究所      及川智正 社長

チャレンジャー賞 MUJIN           滝野一征 CEO

 

審査委員メンバー

名誉審査委員長 エイチ・アイ・エス会長兼社長 澤田秀雄氏
審査委員長 ジャパネットたかた創業者 髙田明氏

審査委員 

 良品計画前会長 松井忠三氏

 千葉商科大学名誉教授(元日本経済新聞社論説副主幹)三橋規宏氏

 一橋大学名誉教授 米倉誠一郎氏

 企業家ネットワーク会長 徳永卓三

 

年間優秀企業家賞の趣旨

   この賞は年間を通して、その年に最も活躍したベンチャー経営者に贈る。現在の成績はもとより、将来性、社会貢献度、特にこれからの日本社会を支える若い人たちに夢を与える企業活動を高く評価。新しい企業文化をつくっている経営者を表彰することで、日本経済の活性化に貢献しようとする賞。今回で19回目。

   企業家大賞受賞者について、2016年はストライプインターナショナルの石川康晴社長、2015年は島精機製作所の島正博社長、2014年はジャパネットたかたの髙田明社長、2012年はヤオコーの川野幸夫会長、2013年及び2011年の企業家大賞受賞者はおらず、2010年は楽天の三木谷浩史会長兼社長、2009年はニトリの似鳥昭雄社長、2008年はアリババ・グループのジャック・マーCEO、2007年はテンプスタッフの篠原欣子社長、2006年は日本電産の永守重信社長、2005年はソフトバンクの孫正義社長、2004年はファーストリテイリングの柳井正会長、2003年はカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)の増田宗昭社長、2002年はぴあの矢内廣社長、2001年はプラスの今泉嘉久社長、2000年はパーク24の西川清社長、1999年第1回目の大賞受賞者はエイチ・アイ・エスの澤田秀雄社長(当時)だった。

企業家賞受賞者の条件

1. 社会貢献的要素の高い事業を展開、世界ブランドを目指している創業経営者

2. 既成概念にとらわれず果敢にチャレンジしている企業家

3. 斬新な発想を持ち、創造力あふれる21世紀型の経営システムを構築している企業家

4. オンリーワンの独創的技術を開発している企業家  

 

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