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【イベント・レポート】日本サブスクリプションビジネス大賞2025

会社名や組織名・役職・内容につきましては、取材当時のものです。

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日本一は“家の修理サービス” ホームサーブ(株)

日本一は“家の修理サービス” ホームサーブ(株)

『日本サブスクリプションビジネス大賞2025』に輝いた面々


ビジネスが盛んだ。モノの販売やエンターテインメントだけでなく、心のケアなども登場、生活を便利に豊かにしている。2025年12月3日、2025年の最も優れたサブスクサービスを表彰する『日本サブスクリプションビジネス大賞2025』表彰式が開催された。今回で第7回目となるが、多数の応募企業から、グランプリ、シルバー、ブロンズ、各賞併せて7つのサブスクビジネスが表彰された。

主催は一般社団法人日本サブスクリプションビジネス振興会(以下サブスク振興会)だ。同会では毎年サブスクビジネスの更なる活性化を目指し、優れたサブスクビジネスを表彰してきた。審査基準は『お得』『悩み解決』『便利』『新規性』『成長性』『安全性』の6つの要素で厳正に審査された。 (三浦千佳子)

新会長畠山知也氏(左)とホームサーブ得永泰裕社長(右)

■グランプリは「サブスク型お家の修理サービス」 / ホームサーブ㈱
一戸建ての家はもとより、マンション住まいでも住宅設備に故障が発生した時、どこにどのように依頼したらいいか分からず苦労した人も多いだろう。インターネットで検索してもその会社が信用できるのか、修理費の相場はいくらなのか。
そんなお悩みを解決してくれるのが、ホームサーブ㈱が提案するサブスク型お家の修理サービスだ。月額590円~で、住宅設備のトラブルに備える日本初のサブスク修理サービスという。電気・水まわり・ガス機器が故障した時、電話一本でプロが駆けつけ、原因特定から30万円までの修理を何度でも対応してくれる。地域の電力会社等と連携しているから安心だ。既に32万件の契約を獲得している。お家の“困った”を解決、暮らしのWell-beingを届けてくれる有難いサービスだ。グランプリには総額200万円分相当の商品・サービスが贈られた。


シルバー賞に輝いたヴァンガードスミス


■シルバー賞⇒Pサポ(ヴァンガードスミス)

Pサポは全員元警察官という専門相談員で構成される。最近多くなった騒音などの近隣トラブルや迷惑行為、つきまとい等を解決支援するサービスである。依頼者にヒアリングを実施、状況に応じて解決に向けたアドバイスや身辺警護などの安全確保や適切な窓口紹介等をサポートするというもの。
「もしかしたら、そうかもしれない」等の不安や困りごとに元警察官が対応してくれるという異色のサービスだ。

ブロンズ賞に輝いた㈱remental

■ブロンズ賞⇒オンラインカウンセリングサービス「Kimochi 」/ (株)remental
公認心理師の国家資格を持つカウンセラーのみが登録されているオンラインカウンセリングサービスである。月額利用料は3278円(税込、初回価格)からと始めやすく、予約から相談まで全てオンラインで完結。土日祝日、夜間も対応可能で、多様な悩みに対応してくれる。
メンタルヘルスへの課題感や偏見がある中、カウンセリングや精神科に行きにくいという状況を解決。気軽にメンタルヘルスを利用してもらえる機会を作っている。利用者の96%が満足という。

■特別賞⇒管理栄養士監修の「健康サポート宅配食」(ウェルネスダイニング)
糖質、塩分、タンパク質、脂質の制限食、やわらか食、フレイル予防食などを冷
凍で届けるサービスである。管理栄養士を中心とした栄養相談を元に、食事制限が必要な利用者の不安解消を支援する。高齢社会が伸展、健康寿命が延びるなかで、健康に配慮する人々の食生活を支える。

■日本ネット経済新聞賞⇒ミストで飲むサプリメント「IN MIST」/ゼロワンブースター
『サプリメントを習慣化できない』『水がないと飲めない』『錠剤が苦手』という人に、「手軽で簡単に使えるものを」ということで、ミスト式を開発。健康を手軽に習慣化することを目的としている。ゼロワンブースターはサントリーの社内ベンチャーとしてスタート。



■中央経済社賞⇒環境負荷の小さな農法で栽培された野菜宅配サービス「坂ノ途中 お野菜セット
環境負荷の小さな農法で栽培した野菜を“おまかせ”で届ける定期宅配サービス。地域の伝統野菜を含め年間500種類以上の野菜の中からバランスを見て詰め合わせたセットを届ける。

■サブスク振興会特別賞⇒サブスク型の顧問弁護士サービス「えそらプラン」(弁護士法人えそら)
法律相談を回数無制限で利用でき、LINE、Slack、Chatworkなどで相談できる顧問弁護士サービス。個別事件の着手金は年1回無料となり、契約書のリーガルチェックを40%オフで対応する。1か月から契約期間が選べる。


■お客様に寄り添ったサービスが拡大
2025年は7社が表彰されたが、どのサービスも『お得』『悩み解決』『便利』『新規性』『成長性』『安全性』の6つの要素を満載。今回は特にお客様に寄り添った
サービス提供に徹した点が評価された。
今年のエントリー企業の傾向としては、三菱商事やサントリーなど大手企業の社内ベンチャーの参入が増えた。サービスがモノだけでなく、お客様の日常生活に寄り添い、ちょっとした困りごと、悩み事を解決するというサービスが受賞、サブスクの多様性を物語っている。
サブスクビジネスが世の中のニーズに合致、必要とされているためであろう。振興会ではこの表彰を通して新たなサブスクリプショサービスの創出とさらなる発展を目指すとしている。
昨今のサブスク市場は、エンターテイメントや便利さだけではなく、生活をより良くするWell-beingに繋がるものが求められているようだ。

受賞者とサブスク振興会理事の面々


■正しいサービスと不正防止システムを
サブスク振興会ではサブスクビジネスの更なる活性化を目指し、2023年には「サブスビジネスに関するガイドライン」を策定、2026年度はガイドラインを生かし、認証制度の整備、不正利用防止システムの強化に努めていくと語った。
サブスク振興会の会長は1年毎に交代するが、他の理事も含め皆手弁当で奮闘しているという。理事の面々の熱い志と頑張りのおかげで、多岐にわたるサブスクビジネスが普及してきたことに感謝したい。次年度はどんなサブスクビジネスが登場するか、今から楽しみだ。

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